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39歳4番打者のサヨナラ犠飛で決着 4チームが1.5ゲーム差で2位を争う<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
サヨナラ犠飛のユ・ハンジュン(写真:kt wiz/初報から差し替え)

21日の韓国KBOリーグは予定された3試合のうち、公式戦1位確定マジックが1のNCダイノスの試合が雨で中止に。NCの1位確定は最短で23日までお預けです。

ナイトゲームで行われた2試合のうち、スウォンKTウィズパークのKTウィズ-サムスンライオンズは1-1で迎えた延長10回裏、1死満塁でKTの4番、39歳のユ・ハンジュン選手がセンターへ犠牲フライ。この一打でKTがサヨナラ勝ちを収めました。

2~5位まで4チームが1.5ゲーム差で順位争いを続ける中、5位だったKTがこの日の勝利で3位に浮上。KTの残り試合は6試合で、2位LGとのゲーム差は1です。敗れた8位サムスンの連勝は4で止まりました。

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「キム・テギュン引退」

ハンファイーグルスはキム・テギュン選手の現役引退を発表。

「チームの未来を引っ張るいい若手たちが成長している。彼らに機会を与えるため、チームの未来を考えた時に、自分が引退をしなければならない時期だと考えた」と球団を通してコメントしています。

2009年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で、韓国代表の4番打者として準優勝の立役者となり、翌10年から2シーズン、千葉ロッテでプレー。「史上最大の下克上」と言われた3位からの日本一に貢献しました。

KBOリーグでは本塁打王、首位打者を獲得するなど、勝負強い打撃で活躍を見せた強打者がユニフォームを脱ぎます。

(関連記事:「史上最大の下剋上」に貢献した元千葉ロッテ・金泰均 38歳での現役引退を決断

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

この日は試合がなく、あす22日はKTウィズとのホームゲームが予定されています。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が2試合の結果です。

◇10月21日(水)の結果

・SK 11- 3 ロッテ(インチョン)

 勝:パク チョンフン

 敗:ノ ギョンウン

・KT 2- 1 サムスン(スウォン)

 勝:チョ ヒョンウ

 敗:イ サンミン

・KIA 中 止 NC(クァンジュ)

 勝:

 敗:

 

⇒ 2020年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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