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首位NCが5連敗で独走態勢に黄色信号 2位LGが6連勝で追撃<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
逆転タイムリーのホン・チャンギ(LG)とNC野手陣(写真:LGツインズ)

11日の韓国KBOリーグは全5試合が14時開始のデーゲームで行われました。

チャムシル球場で行われた首位のNCダイノスと2位のLGツインズの対戦は、NCが3-1で2点リードし終盤に突入しました。

2点を追うLGはこの回の先頭打者、代打のパク・ヨンテク選手がライト前ヒットで出塁し口火を切ると、1死一、二塁となった場面で9番オ・ジファン選手がタイムリー二塁打。

1点差としてさらに1死二、三塁で1番ホン・チャンギ選手が二点タイムリー二塁打で4-3と逆転に成功しました。

LGはこの回、打者一巡の6得点。7-3としたLGがNCに逆転勝ちして6連勝。敗れたNCは5連敗で、1、2位のゲーム差は5に縮まっています。

LGは5回から登板の4人のリリーフ投手(イ・ジョンヨン、チェ・ドンファン、ソン・ウンボム、コ・ウソク)が被安打2、無失点に抑えて逆転劇を呼び込みました。

残り試合はNCが14試合、LGが11試合です。

◆「史上初の100敗の可能性なくなる」

最下位(10位)ハンファイーグルスは11日の試合に勝利し、131試合を終えて43勝86敗2分け。残り13試合に全敗しても99敗となり、史上初の100敗は免れました。

ハンファと9位SKワイバーンズとの差は1ゲームです。

(関連記事:地獄の18連敗から脱出 ワースト記録は免れるも苦境のハンファに日本のOBたちも心配

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

KTウィズ戦、4-4で迎えた延長10回裏、1死満塁の場面でチョ・スヘン選手に代わってライトの守備に入りました。

試合は2死後にペ・ジョンデ選手のタイムリーヒットでサヨナラ負けしています。連勝は3でストップです。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が全5試合の結果です。12日は試合がありません。

◇10月11日(日)の結果

・LG 7- 3 NC(チャムシル)

 勝:ソン ウンボム

 敗:ムン ギョンチャン

・KT 5- 4 トゥサン(スウォン)

 勝:チュ グォン

 敗:イ ヨンハ

・ハンファ 9- 3 キウム(テジョン)

 勝:サーポルト

 敗:チョ ヨンゴン

・サムスン 8- 4 ロッテ(テグ)

 勝:ライブリー

 敗:パク セウン

・KIA 5- 9 SK(クァンジュ)

 勝:キム ジュハン

 敗:キム ジェヨル

 

⇒ 2020年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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