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防御率1位の貫録 ヨキッシュ7回3安打無失点で11勝目<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
防御率1位を維持し、11勝目を挙げたヨキッシュ(写真:キウムヒーローズ)

12日の韓国KBOリーグは全5試合が17時開始(チャムシルは雨天により50分遅れ)で行われました。

コチョクスカイドームのキウムヒーローズ-トゥサンベアーズは、キウムが防御率1位のエリック・ヨキッシュ投手、トゥサンが9勝負けなしのチェ・ウォンジュン投手が先発しました。

1回裏にキウムが2点を先制し2-0とリードすると、2回以降は両チーム得点なくゲームが進みました。

キウムの先発ヨキッシュ投手は、投球の約6割を占めるツーシームでストライクを先行させ、打者を追い込むと内野ゴロを打たせて打ち取っていきました。

ヨキッシュ投手は7回89球を投げて被安打3、無四球。6つの三振を奪い、トゥサン打線を0点に抑えました。

試合は初回の2点を守ったキウムが2-0で勝利。ヨキッシュ投手は11勝目(3敗)、防御率は2.16で1位をキープです。

5回2/3を投げて2失点だったトゥサンの先発チェ・ウォンジュン投手は、今季初黒星を喫しています。

◆「再び首位と2位のゲーム差が0.5に」

首位NCダイノス敗れて、2位のキウムが勝ったため、両チームのゲーム差は0.5になりました。ここまでNCは5月13日に首位に立って以来、幾度も0.5ゲーム差まで迫られていますが、1度も転落することなくその座を守り続けています。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

ハンファイーグルスとの2軍戦は感染症防疫対策のため、中止でした。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が全5試合の結果です。

◇9月12日(土)の結果

・LG 1- 5 サムスン(チャムシル)

 勝:ライブリー

 敗:イム チャンギュ

・キウム 2- 0 トゥサン(コチョク)

 勝:ヨキッシュ

 敗:チェ ウォンジュン

・SK 2- 1 ロッテ(インチョン)

 勝:イ ゴンウク

 敗:サンプソン

・KT 5- 2 ハンファ(スウォン)

 勝:ソ ヒョンジュン

 敗:キム イファン

・NC 3- 11 KIA(チャンウォン)

 勝:ギャニオン

 敗:シン ミンヒョク

 

⇒ 2020年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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