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先発6度目の高卒ルーキー左腕 7回途中無失点でプロ初勝利<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
プロ初勝利を挙げた先発のキム・ユンシク(写真:LGツインズ)

27日の韓国KBOリーグは全5試合がナイトゲームで行われました。

チャムシル球場のLGツインズ-KTウィズは2-0でLGが勝利。LGの先発、高卒新人のキム・ユンシク投手が、6度目の先発登板でプロ初勝利を挙げました。

キム・ユンシク投手は1回表、いきなり1、2番に連続四球を与える不安定な立ち上がりを見せるも、迎えたクリーンアップ3人を抑えて、立ち直りました。

7回途中まで散発2安打。与えた四球は初回の2つのみで、3~6回までは走者を一人も出さない完璧な投球を見せました。

緩急を生かして凡打を誘い、安定感を発揮したキム・ユンシク投手。奪った三振は2つでした。

LGはこの日の勝利で、NCダイノスに敗れたトゥサンベアーズと入れ替わって3位に浮上です。

◆「NC、ドラ1指名を撤回へ」

26日の本欄でNCのドラ1指名、高校3年生投手に関する中学時代の暴行事件問題を紹介しましたが、NCは27日、同投手の指名撤回を発表しました。

同投手と被害者家族との間で和解が成立しておらず、被害者側は同投手に対して謝罪を求めているとのことです。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

キウムの2軍、コヤンヒーローズ戦での出場はありませんでした。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が全5試合の結果です。

◇8月27日(木)の結果

・LG 2- 0 KT(チャムシル)

 勝:キム ユンシク

 敗:キム ミンス

・SK 10- 4 KIA(インチョン)

 勝:ムン スンウォン

 敗:イム ギヨン

・ハンファ 7- 0 サムスン(テジョン)

 勝:チャド・ベル

 敗:キム デウ

・ロッテ 6- 11 キウム(プサン)

 勝:イム ギュビン

 敗:ノ ギョンウン

・NC 8- 2 トゥサン(チャンウォン)

 勝:ソン ミョンギ

 敗:イ スンジン

 

⇒ 2020年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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