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ブキャナン(元ヤクルト)トップタイの8勝目/ブリガム(元楽天)復帰し今季初勝利<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
守備を称えるブキャナンとブリガム(写真:サムスンライオンズ、キウムヒーローズ)

14日の韓国KBOリーグは全5試合がナイトゲームで行われました。

テグサムスンライオンズパークのサムスンライオンズ-KIAタイガースは5-0でサムスンが勝利。

サムスンの先発デービッド・ブキャナン投手(元ヤクルト)は、12日(日)の登板予定が雨天中止となり、翌13日(月)にスライド。13日も雨で試合は行われず、2度のスライドでこの日のマウンドに上がりました。

ブキャナン投手は7回101球を投げて被安打7、奪った三振は3つで、KIA打線を無四球、無失点に抑える好投でした。

この日のブキャナン投手はチェンジアップとナックルカーブのコントロールが良く、走者を出しても得点を与えることなくイニングを締めています。

またサムスン守備陣は好守を連発してブキャナン投手をバックアップ。ブキャナン投手は12試合目の登板で8勝目(3敗)。勝ち星がリーグトップに並びました。

サムスンはこの日の勝利で連敗を4でストップ、敗れたKIAは連勝が4で止まりました。

◆「ブリガム(元楽天)、久々の登板で今季初勝利」

右ひじの後ろ側の炎症で戦列を離れていたキウムヒーローズのジェイク・ブリガム投手(元楽天)が、5月22日以来の登板。NCダイノスに対し5回を投げて3安打。6番ノ・ジンヒョク選手に喫したソロホームランの1本に抑えました。

試合はキウムが5-1で勝利し、ブリガム投手は今季5試合目の登板で初勝利を挙げています。ブリガム投手は今季がKBOリーグ4年目。昨年まで3年続けて2けた勝利を挙げています。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

3-12で9点を追う8回裏、1死一塁で1番パク・コンウ選手のところで代打出場。ファールの後の2球目を打ってセカンドライナーでした。

9回表からライトの守備に入り、9回裏2死三塁でこの日2度目の打席が回り、三遊間を破るヒット。1打点を挙げています。今季5本目のヒット、3打点目となりました。試合はSKワイバーンズに7-12で敗れています。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が全5試合の結果です。

◇7月14日(火)の結果

・トゥサン 7- 12 SK(チャムシル)

 勝:イ ゴンウク

 敗:イ ヨンハ

・キウム 5- 1 NC(コチョク)

 勝:ブリガム

 敗:イ ジェハク

・KT 7- 2 ハンファ(スウォン)

 勝:デスパイネ

 敗:サーポルト

・サムスン 5- 0 KIA(テグ)

 勝:ブキャナン

 敗:イ ミンウ

・ロッテ 5- 0 LG(プサン)

 勝:ストレイリー

 敗:ケリー

⇒ 2020年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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