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ヤン・ヒョンジョンから10安打8得点 サムスンが連敗を3で止める<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
決勝打となる勝ち越し2ランを放ったチェ・ヨンジン(写真:サムスンライオンズ)

21日の韓国KBOリーグは全5試合が17時開始のナイトゲームで行われました。

クァンジュKIAチャンピオンズフィールドのKIAタイガース-サムスンライオンズは、KIAがヤン・ヒョンジョン投手、サムスンがペク・チョンヒョン投手の両左腕が先発。

試合は12-5でサムスンが大勝。サムスンはペク・チョンヒョン投手が7回を投げ、初回先頭打者に喫したソロアーチの1点に抑えました。

一方、KIAのエース、ヤン・ヒョンジョン投手に対し、サムスン打線は0-1の3回表、3番のク・ジャウク選手がフルカウントからの7球目、肩口から入るスライダーをライトに運ぶ4号ソロで1-1の同点に。

続く2死一塁で6番チェ・ヨンジン選手がカウント0-2からの3球目、低めの直球をレフトに運ぶ1号2ランで勝ち越しに成功しました。この回サムスンは相手のエラーもあって4得点。5回にも4点を挙げて、ヤン・ヒョンジョン投手は5回途中でマウンドを降りました。

ヤン・ヒョンジョン投手は4回0/3を投げて被安打10、失点8(自責点7)。ヤン・ヒョンジョン投手のここまでの成績は5勝3敗です。

◆「トゥサンとLGが同率2位に」

LGツインズ-トゥサンベアーズ(チャムシル)はトゥサンが同一カード3連勝。18日から続く連勝を4に伸ばしました。

この結果でトゥサンとLGはともに25勝16敗で同率2位に。ソウルのチャムシル球場を本拠地とする両チームが同じ成績で並んでいます。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

SKワイバーンズとの2軍戦に1番センターで先発出場し5打数1安打。4-4で迎えた8回裏、1死三塁でレフト前ヒットを放ち5-4として、この一打が決勝点になっています。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が全5試合の結果です。

◇6月21日(日)の結果

・LG 1- 3 トゥサン(チャムシル)

 勝:アルカンタラ

 敗:イ ミンホ

・キウム 7- 2 SK(コチョク)

 勝:ヨキッシュ

 敗:ピント

・KT 3- 2 ロッテ(スウォン)

 勝:クエバス

 敗:ノ ギョンウン

・KIA 5- 12 サムスン(クァンジュ)

 勝:ペク チョンヒョン

 敗:ヤン ヒョンジョン

・NC 9- 7 ハンファ(チャンウォン)

 勝:ウォン ジョンヒョン

 敗:シン ジョンラク

⇒ 2020年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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