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ソン・アソプ3安打5打点でロッテ5連勝 敗れたハンファは16連敗<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
勝ち越しの2号3ランを放ったソン・アソプ(写真:ロッテジャイアンツ)

10日の韓国KBOリーグは全5試合のうち、LGツインズ-SKワイバーンズ(チャムシル)が雨で中止に。明日11日に15時開始のダブルヘッダーで行われることになりました。

残り4試合はナイトゲームで行われ、KTウィズ-KIAタイガースは今季初の5回降雨コールドゲームとなっています。

プサンサジク球場のロッテジャイアンツ-ハンファイーグルスは、15連敗中のハンファが2回に1点を先制するも、その裏ロッテはすぐさま同点に追いつきました。

さらに2死一、二塁で1番ソン・アソプ選手が、ハンファの先発キム・ミンウ投手が投じたカウント2-2からのカーブを右中間スタンドへ。ソン・アソプ選手の2号3ランでロッテが勝ち越しに成功しました。

ロッテは続く2番チョン・ジュンウ選手も2号ソロを放ってこの回5点目。序盤で4点のリードを奪いました。

ロッテはその後も得点を重ねて12-2で勝利。5連勝を飾り、貯金を1としました。決勝アーチを放ったソン・アソプ選手は2試合連続の3安打。この日は5打点を記録しています。

一方の敗れたハンファは16連敗です。韓国の連敗記録は1985年にサムミスーパースターズが記録した18連敗が最多。次いで99年、サンバンウルレイダースの17連敗となっています。

(関連記事:ヤクルト16連敗はセ・リーグワーストタイ 韓国の最多連敗、16連敗超えは?

◆「オ・スンファン、15年ぶりのホールド」

9日に6年8ヶ月ぶりにKBOリーグのマウンドに立ったオ・スンファン投手(サムスン)が、10日のキウムヒーローズ戦、3-0でリードした8回表に3番手として登板。1回を投げて2安打1失点でした。

試合はサムスンが4-1で勝利し、オ・スンファン投手は新人だった2005年6月24日(対SK)以来となる、15年ぶりのホールドを記録しました。通算では12ホールド目です。オ・スンファン投手はあと1セーブで日米韓通算400セーブとなります。

<きょうのアン・グォンス(安田権守)>

トゥサンベアーズの2軍はKIAタイガースと対戦しましたが、アン・グォンス選手は出場しませんでした。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が全5試合の結果です。

◇6月10日(水)の結果

・LG 中 止 SK(チャムシル)

 勝:

 敗:

・KT 0- 10 KIA(スウォン)

 勝:ブルクス(ブルックス)

 敗:キム ミン

・サムスン 4- 1 キウム(テグ)

 勝:ペク チョンヒョン

 敗:ヨキッシュ

・ロッテ 12- 2 ハンファ(プサン)

 勝:ノ ギョンウン

 敗:キム ミンウ

・NC 1- 9 トゥサン(チャンウォン)

 勝:アルカンタラ

 敗:ルチンスキー

⇒ 2020年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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