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李大浩の押し出し四球でロッテが延長戦を制し、連敗を4で止める<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
イ・デホ(写真:ロッテジャイアンツ)

31日の韓国KBOリーグは全5試合が14時開始のデーゲームで行われました。

チャムシル球場のトゥサンベアーズ-ロッテジャイアンツは、前日に続いて延長戦に突入。3-3で迎えた11回表、ロッテは1死後、エラーと四球、ヒットで満塁のチャンスを作り、打席に4番のイ・デホ選手が入りました。

イ・デホ選手は代わったばかりのトゥサンの5番手イ・ヒョンボム投手からストレートの四球を選び、ロッテは4-3と勝ち越しに成功。勢いづいたロッテはこの回に4点を追加して、8-3と大きくリードを奪って勝利し、連敗を4で止めました。

勝ち越し四球を選んだイ・デホ選手は、7回の4打席目にサードへの内野安打で出塁し、通算3000塁打まであと1としました。KBOリーグでは過去15人が3000塁打を達成しています。イ・デホ選手の現在の打率は3割4分9厘(リーグ9位タイ)です。

ロッテは8回途中からマウンドに上がったイ・インボク投手が、3回を投げて2安打無失点ピッチング。プロ7年目での初勝利を飾りました。

◆「5月最終日にSKが最下位脱出」

5月5日の開幕から低迷が続いていた10位のSKワイバーンズが、ハンファイーグルスに勝って4連勝。敗れた9位のハンファは8連敗で、最下位が入れ替わりました。首位NCダイノスとハンファとのゲーム差は11.5です。

<きょうのアン・グォンス(安田権守)>

3-3で迎えた10回裏1死、ヒットで出塁した4番キム・ジェファン選手の代走として出場。11回表からレフトに守備に入りました。試合は上記の通り、トゥサンはロッテに敗れています。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が全5試合の結果です。6月1日は試合がありません。

◇5月31日(日)の結果

・トゥサン 3- 8 ロッテ(チャムシル)

 勝:イ インボク

 敗:クォン ヒョク

・キウム 8- 12 KT(コチョク)

 勝:ペ ジェソン

 敗:イ スンホ

・SK 6- 4 ハンファ(インチョン)

 勝:パク チョンフン

 敗:キム ジンヨン

・サムスン 7- 18 NC(テグ)

 勝:ク チャンモ

 敗:チェ チェフン

・KIA 5- 13 LG(クァンジュ)

 勝:ウィルソン

 敗:ギャニオン

⇒ 2020年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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