【準プレーオフ第4戦】キウムが10人の投手リレーで粘り勝ち プレーオフに進出<韓国KBOリーグ>
10日の韓国KBOリーグ・準プレーオフの第4戦、LGツインズ対キウムヒーローズは、キウムが投手10人の継投で粘り勝ちし、対戦成績を3勝1敗としてプレーオフ進出を決めました。
試合は序盤から点の取り合いの様相を見せます。1回表、キウムの4番パク・ピョンホ選手がランナー1人を置いて、準プレーオフ3本目となるアーチをまたもセンターバックスクリーンに運んで2点を先制しました。
しかしLGもその裏、こちらも4番のキム・ヒョンス選手がセンター前へのタイムリーヒットで1点差とします。さらにLGは2回裏、6番カルロス・ペゲーロ選手(元楽天)の2試合連続となるソロアーチで同点にすると、この回2点を追加して4-2と逆転に成功しました。
この日の両チームの先発投手はLGが1回、キウムも2回途中で降板し、どちらも細かな投手継投で試合が進みます。
両チーム1点ずつを挙げてスコアは5-3に。2点を追うキウムは6回表、1死一、三塁で代打のパク・トンウォン選手が右中間へタイムリー二塁打を放ち、5-5の同点としました。
そしてキウムは7回にも2死一、三塁のチャンスを作ると、5番のジェリー・サンズ選手がライト前ヒットを放ち、6-5と勝ち越しに成功しました。さらにキウムは8回に4点を追加して、10-5と大きくリードを奪いました。
キウムは第2戦での9投手の継投を上回る10人がバトンをつなぎ、5回以降はLG打線に得点を与えない粘りの投球を見せました。
中でも7回途中から9番手で登板のチョ・サンウ投手はMAX158キロのストレートで打者を圧倒。8回には三者連続の空振り三振を奪う、圧巻の投球でした。
一方のLGも8人の投手がマウンドに上がりましたが、リードを守ることは出来ませんでした。
準プレーオフを制したキウムは14日から行われる、公式戦2位のSKワイバーンズとのプレーオフに駒を進めました。この両チームの対戦は昨年のプレーオフと同じ顔合わせとなります(キウムの昨年の名称は「ネクセンヒーローズ」)。
◆「フェニックスリーグに3球団が参加中」
10月7日から行われている秋季教育リーグ「第16回みやざきフェニックスリーグ」に、NPB12球団、四国アイランドリーグplus選抜と共に、KBOリーグからはトゥサンベアーズ、サムスンライオンズ、ハンファイーグルスの3球団が参加しています。
宮崎県内10球場で行われているフェニックスリーグは10月28日まで行われる予定です。
◇10月10日(木)の結果
・準プレーオフ第4戦
LG 5- 10 キウム(チャムシル)
勝:イ ヨンジュン
敗:チャ ウチャン
⇒ 2019年 KBOリーグポストシーズン日程表(ストライク・ゾーン)
※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。