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サムスンの13年目左腕、好投で7勝目 自身初の規定投球回目前に<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
7勝目を挙げたペク・チョンヒョン(写真:サムスンライオンズ)

5日の韓国KBOリーグは3試合が雨で中止。2試合がナイトゲームで行われました。

コチョクスカイドームのキウムヒーローズ対サムスンライオンズは4-0でサムスンが勝利。

サムスンの先発、左腕のペク・チョンヒョン投手は1回表、クリーンアップに対しヒット2本と四球で満塁とするもピンチを切り抜けました。

2回以降のペク・チョンヒョン投手は安定感のあるピッチング。変化球を低めに集めて内野ゴロを誘い、7回途中まで109球を投げ、チーム打率トップのキウム打線を被安打3、無失点に抑えました。

ペク・チョンヒョン投手は今季7勝目(9敗)。2017年に記録した自己最多の8勝にあと一つに迫りました。またここまで137イニングを投げ、プロ13年目で自身初の規定投球回数到達まであと7回としています。サムスンは3連勝です。

◆「侍・稲葉監督、キウムの3、4番に注目」

韓国視察中の野球日本代表・侍ジャパンの稲葉篤紀監督はこの日、コチョクドームを訪問。キウムの3、4番、イ・ジョンフとパク・ピョンホ両選手を「間違いなく(代表に)入ってくる」と注目しました。

稲葉監督は2人を好打者と評価。イ・ジョンフ選手について「コンパクトに振っていてバットコントロールがいい。低めの球を追い込まれながらさばいていく」とし、パク・ピョンホ選手を「長打を打つ雰囲気がある」と話しました。

イ・ジョンフ選手は現在、リーグ2位の170安打を記録。17年に行われた24歳以下の大会、アジアプロ野球チャンピオンシップで代表入りしています。

リーグトップの30本塁打を放っているパク・ピョンホ選手は15年の第1回プレミア12で韓国打線の中軸に座り、日本と対戦しました。

以下が2試合の結果です。

◇9月5日(木)の結果

・LG 中 止 ロッテ(チャムシル)

 勝:

 敗:

・キウム 0- 4 サムスン(コチョク)

 勝:ペク チョンヒョン

 敗:ヨキッシュ

・SK 中 止 トゥサン(インチョン)

 勝:

 敗:

・KT 中 止 KIA(スウォン)

 勝:

 敗:

・NC 0- 3 ハンファ(チャンウォン)

 勝:チャド・ベル

 敗:フリードリック

⇒ 2019年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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