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李鍾範(元中日)の長男 スンヨプ越えの史上最速、最年少で500安打達成<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
史上最速、最年少で500安打達成のイ・ジョンフ(写真:キウムヒーローズ)

22日の韓国KBOリーグは全5試合がナイトゲームで行われました。

コチョクスカイドームで行われたキウムヒーローズ対KIAタイガースはKIAの先発、エースのヤン・ヒョンジョン投手が好投。8回89球を投げ被安打5、無四球でキウム打線を0点に抑え、味方の5点リードもあり9回はリリーフ陣に託しました。

9回裏の攻撃を0-5で迎えたキウムは1番からの攻撃で2点を挙げると、2死一、二塁で7番代打のソン・ソンムン選手がライトへ同点3ラン。5-5として延長戦に突入しました。

10回以降は両チーム得点なく、試合は延長12回規定により5-5の引き分けに終わっています。

◆「イ・ジョンフ、史上最速、最年少での通算500安打達成」

キウムの3番、高卒3年目のイ・ジョンフ選手が4回裏、この日の2打席目に一、二塁間を破るヒットを放ち、これが今季158安打目となって、通算500安打を達成しました。

この試合が通算369試合目のイ・ジョンフ選手は、これまでの最速記録だったジェイ・デイビス元選手(元ハンファ)の386試合を更新する500安打達成。また21歳2日での通算500安打は、イ・スンヨプ元選手(元サムスン)の21歳10か月14日よりも早い最年少記録となりました。

2017年にプロ入りしたイ・ジョンフ選手は1年目に179安打、翌18年は163安打を記録。今季はここまで115試合に出場し158本のヒットを放っています。

イ・ジョンフ選手は球界のレジェンドで中日でもプレーしたイ・ジョンボム現LGコーチ(49)の長男。父ジョンボム氏が中日1年目の1998年8月に生まれた名古屋出身です。

以下が全5試合の結果です。

◇8月22日(木)の結果

・LG 2- 5 NC(チャムシル)

 勝:ク チャンモ

 敗:イム チャンギュ

・キウム 5- 5 KIA(コチョク)

 勝:

 敗:

・SK 8- 6 ハンファ(インチョン)

 勝:パク ミンホ

 敗:イ テヤン

・KT 4- 2 ロッテ(スウォン)

 勝:クエバス

 敗:ラリー

・サムスン 1- 13 トゥサン(テグ)

 勝:フランコフ

 敗:ウォン テイン

⇒ 2019年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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