Yahoo!ニュース

サムスン途中入団のライブリー 2度目の登板で12K完封初勝利<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
初勝利を完封で飾ったベン・ライブリー(写真:サムスンライオンズ)

20日の韓国KBOリーグは全5試合がナイトゲームで行われました。

ハンファ生命イーグルスパーク(テジョン)のハンファイーグルス対サムスンライオンズ。サムスンは今月加わった助っ人右腕、ベン・ライブリー投手がKBOリーグ2度目のマウンドに上がりました。

ライブリー投手は9回104球を投げてハンファ打線を無四球、散発の4安打。無失点で完封勝利を挙げました。奪った三振は2~3回の4連続を含む12個を記録し、KBOリーグでの初白星を手にしています。

サムスンは4月21日、今回と同じテジョンでのハンファ戦でデック・マグワイア投手が初勝利し、しかもノーヒットノーランを達成。しかしマグワイア投手は4勝8敗、防御率5.05という成績で8月15日に自由契約となりました。

ライブリー投手はそのマグワイア投手に代わってサムスン入りした投手ですが、どちらもハンファ相手に敵地で初勝利初完封を達成です。

◆「零封ゲームが3試合」

20日は一方が0点に抑えられた試合が3試合もありました。試合球の反発係数の基準値が下がった今季は昨年までの「打高投低」から変わって、投手の成績がアップしています。

以下が全5試合の結果です。

◇8月20日(火)の結果

・LG 15- 3 KIA(チャムシル)

 勝:ウィルソン

 敗:ターナー

・SK 5- 0 ロッテ(インチョン)

 勝:キム グァンヒョン

 敗:ダイクゾーン

・KT 6- 0 キウム(スウォン)

 勝:ペ ジェソン

 敗:ブリガム

・ハンファ 0- 5 サムスン(テジョン)

 勝:ライブリー

 敗:キム イファン

・NC 3- 2 トゥサン(チャンウォン)

 勝:ルチンスキー

 敗:イ ヨンチャン

⇒ 2019年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

室井昌也の最近の記事