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首位SK、エースのキム・グァンヒョン13勝目 主砲ロマック23号弾放ち貯金35に<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
13勝目を挙げたキム・グァンヒョン(写真:SKワイバーンズ)

8月1日の韓国KBOリーグは全5試合がナイトゲームで行われました。

インチョンSK幸福ドリーム球場で行われたSKワイバーンズ対KIAタイガースは、KIAが1回表に4番チェ・ヒョンウ選手のタイムリーで1点を先制するも、その裏SKは5点を挙げて逆転。

SKの先発、エースのキム・グァンヒョン投手は2回以降、5回まで三者凡退を続ける好投を見せました。

キム・グァンヒョン投手は7回を投げて被安打3、失点1。球数84と余力を残してマウンドを降りました。

SK打線は3、4回に2点ずつ追加し中盤までに9-1と大量リード。7回には4番のジェイミー・ロマック選手(元DeNA)がリーグ単独トップに立つ23号ソロを放ち、得点を2けたに乗せました。ロマック選手はこの日2本の二塁打も放ち、3安打2打点でした。

ダメ押し23号を放ったジェイミー・ロマック(写真:SKワイバーンズ)
ダメ押し23号を放ったジェイミー・ロマック(写真:SKワイバーンズ)

試合はSKが10-1で勝利。キム・グァンヒョン投手は13勝目(3敗)。首位を走るSKは68勝33敗1分けで貯金を35としています。

あす2日は試合がなく、3日からは各カード2連戦での編成となります。

◆「チェ・ヒョンウ、史上5人目の通算1200打点」

KIAのこの試合唯一の得点だった初回の1点は、KIAの4番、チェ・ヒョンウ選手の通算1200打点でした。これはイ・スンヨプ、ヤン・ジュンヒョク、キム・テギュン(ハンファ)、イ・ホジュン各氏に次ぐ、史上5人目の大記録です。

チェ・ヒョンウ選手は除隊後の24歳にレギュラーに定着した遅咲きですが、2度の打点王、6度の100打点越えを記録し、レジェンドたちに近づきました。

◇8月1日(木)の結果

・LG 11- 5 キウム(チャムシル)

 勝:キム デヒョン

 敗:キム サンス

・SK 10- 1 KIA(インチョン)

 勝:キム グァンヒョン

 敗:ホン ゴンヒ

・KT 1- 3 ハンファ(スウォン)

 勝:チャド・ベル

 敗:ペ ジェソン

・サムスン 4- 9 ロッテ(テグ)

 勝:ダイクゾーン

 敗:マグワイア

・NC 2- 3 トゥサン(チャンウォン)

 勝:イ ヒョンボム

 敗:キム ヨンギュ

⇒ 2019年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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