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ロッテ、カン・ダニエルの始球式、カン・ロハンの快打で「カン勝」 連敗6でストップ<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
始球式のカン・ダニエルと2打点のカン・ロハン(写真:ロッテジャイアンツ)

9日の韓国KBOリーグは全5試合がナイトゲームで行われました。

プサンサジク球場で行われたロッテジャイアンツ対NCダイノスは試合前にプサン出身の歌手、カン・ダニエルさんのプサン市の広報大使委嘱式と始球式が行われ、今季のサジク球場の平日ゲームで2番目に多い15,651人が来場しました。

ミン・ビョンホンが均衡を破るタイムリーを放ち、沸くスタンド(写真:ロッテジャイアンツ)
ミン・ビョンホンが均衡を破るタイムリーを放ち、沸くスタンド(写真:ロッテジャイアンツ)

試合は6回まで両チーム無得点で進み、迎えた7回裏。ロッテは1死から6番イ・デホ、7番・カン・ロハン両選手の連続安打で一、三塁のチャンスを作ると、代打ミン・ビョンホン選手のレフトへのタイムリーで均衡を破りました。

しかし8回表、NCが1点を挙げて1-1としゲームを振り出しに戻すと、その裏ロッテは1死一、二塁から途中出場のチョ・ホンソク選手がライトへ二塁打を放ち、2-1と勝ち越しに成功。

ロッテは犠牲フライで1点を追加し、2死二塁でカン・ロハン選手がこの日チーム唯一の複数安打となるセンターオーバーの二塁打で、4-1としました。3点のリードを奪ったロッテは9回の守りを0点で締めてゲームセット。

カン・ダニエルさんの始球式で始まり、カン・ロハン選手の快打で締めた最下位ロッテは、連敗を6で止めています。

オ・ゴドン プサン市長とプサン市の広報大使に就任した歌手のカン・ダニエル(写真:ロッテジャイアンツ)
オ・ゴドン プサン市長とプサン市の広報大使に就任した歌手のカン・ダニエル(写真:ロッテジャイアンツ)

◆「3球場で投手戦に」

この日はテジョン、テグ、プサンの3球場で終盤までスコアボードに0が並ぶ投手戦となりました。ハンファ対SK(テジョン)は延長11回、1-0でハンファがサヨナラ勝ち。サムスン対KIA(テグ)は7回まで両チーム無得点で進み、サムスンが0-2で迎えた9回裏に3点を挙げてこちらもサヨナラで決着しています。

以下が全5試合の結果です。

◇7月9日(火)の結果

・LG 4- 11 トゥサン(チャムシル)

 勝:リンドブロム

 敗:ケリー

・KT 3- 12 キウム(スウォン)

 勝:ヨキッシュ

 敗:ペ ジェソン

・ハンファ 1- 0 SK(テジョン)

 勝:アン ヨンミョン

 敗:キム ジュハン

・サムスン 3- 2 KIA(テグ)

 勝:キム ユンス

 敗:ムン ギョンチャン

・ロッテ 4- 1 NC(プサン)

 勝:パク チンヒョン

 敗:チャン ヒョンシク

⇒ 2019年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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