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左腕エース対決はKIAがLGに圧勝 24歳パク・チャンホが5安打の活躍<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
5安打を放ったパク・チャンホ(写真:KIAタイガース)

23日の韓国KBOリーグは全5試合が17時開始のナイトゲームで行われました。

チャムシル球場のLGツインズ対KIAタイガースはチャ・ウチャン、ヤン・ヒョンジョン、両エース左腕の対決に。

試合は両チーム無得点で中盤まで進むも、KIAが6回表に一挙5得点。LGの先発チャ・ウチャン投手は6回途中、5失点でマウンドを降りました。

一方のKIAヤン・ヒョンジョン投手は7回を投げて被安打4、LG打線を0点に抑えました。

打者ではKIAの2番パク・チャンホ選手が6打数5安打の大活躍。KIAは18安打を放って7-0で快勝しました。

ヤン・ヒョンジョン投手は5月中旬までは1勝7敗でしたが、ここ7試合では7連勝。8勝7敗としています。

◆「ニューヒーロー、野手のパク・チャンホ」

シーズン前半苦戦したKIAの中で輝きを放っているのが、この日5安打のパク・チャンホ選手。偉大なメジャーリーガーのパク・チャンホ元投手と同姓同名(漢字は異なる)で、身長178cm体重72kg、24歳の右の内野手です。

プロ6年目で軍から復帰の今年は、サードまたはショートとして打率3割1分1厘(リーグ12位)。17盗塁はリーグトップを記録しています。

キム・ハソン選手(キウム)を思わせる狭めのスタンスから、タメを作ってしっかりとミート。高い対応力を見せています。

チームの世代交代を進める先兵として活躍中です。

以下が全5試合の結果です。

◇6月23日(日)の結果

・LG 0- 7 KIA(チャムシル)

 勝:ヤン ヒョンジョン

 敗:チャ ウチャン

・SK 3- 2 トゥサン(インチョン)

 勝:パク チョンフン

 敗:イ ヨンチャン

・KT 4- 2 NC(スウォン)

 勝:キム ミンス

 敗:チャン ヒョンシク

・ハンファ 5- 10 サムスン(テジョン)

 勝:ヘイリー

 敗:ムン ドンウク

・ロッテ 2- 1 キウム(プサン)

 勝:パク シヨン

 敗:ユン ヨンサム

⇒ 2019年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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