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ロッテジャイアンツ、ドラ1高卒新人の好投で7連敗から脱出<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
2勝目を挙げたソ・ジュンウォン(写真:ロッテジャイアンツ)

15日の韓国KBOリーグは全5試合が17時開始のナイトゲームで行われました。

プサンサジク球場のロッテジャイアンツ対KIAタイガースは7-0でロッテが勝利。最下位のロッテは連敗を7で止め、KIAの連勝は3でストップしました。

ロッテの先発ソ・ジュンウォン投手はサイドスローからの140キロ台の直球に、カーブ、チェンジアップを織り交ぜた緩急を生かした投球で好投。5回2/3を投げ被安打2、無失点でした。

ソ・ジュンウォン投手は高卒1年目ながら、開幕直後から1軍でリリーフを務め、先月下旬に先発に転向。この日が4度目の先発でした。

プロ初勝利となった前々回、6回1/3を1失点に抑えた前回に続き、ソ・ジュンウォン投手は先発として好投を続けています。

◆「プロで頭角を現し始めた昨年のU18メンバーたち」

日本では12日に吉田輝星投手(日本ハム)がプロ初登板初勝利を飾りました。その吉田輝投手と昨年U18代表として戦った韓国のメンバーはひと足先に、一軍で活躍を見せています。

15日に2勝目を挙げたソ・ジュンウォン投手の他、サムスンライオンズのウォン・テイン投手も5月から先発に転向し3勝。野手ではハンファイーグルスのノ・シファン選手がサードのレギュラーとして出場を続けています。

以下が全5試合の結果です。

◇6月15日(土)の結果

・トゥサン 3- 4 LG(チャムシル)

 勝:イ ウチャン

 敗:ユ ヒグァン

・キウム 8- 3 ハンファ(コチョク)

 勝:ヨキッシュ

 敗:チャド・ベル

・SK 4- 0 NC(インチョン)

 勝:ソーサ

 敗:ク チャンモ

・サムスン 7- 10 KT(テグ)

 勝:チュ グォン

 敗:ウ ギュミン

・ロッテ 7- 0 KIA(プサン)

 勝:ソ ジュンウォン

 敗:ターナー

⇒ 2019年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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