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打者二巡!1イニング16得点の新記録 ハンファがロッテ戦の3回に達成<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
ジャレド・ホイング(写真:ハンファイーグルス)

7日、韓国KBOリーグはクァンジュでのKIAタイガースキウムヒーローズが雨で中止。4試合が14時開始のデーゲームで行われました。

プサンサジク球場のロッテジャイアンツハンファイーグルスでは歴代新記録が生まれています。

ハンファは0-1で迎えた3回表、打者20人が13安打で16得点を挙げました。

3回表、ハンファは7番からの攻撃で無死満塁のチャンスを作ると、1番チョン・グンウ選手がセンターへのヒットで二者が生還。2-1と逆転に成功します。

続く2番チョン・ウンウォン選手がセンターへ3ランホームランを放って5-1に。

その後、ヒットと四球で一、二塁とすると5番キム・テギュン選手がセンター前ヒットで1点を追加し6点目。

1死後、打者一巡し7番チ・ソンジュン選手の右中間への二塁打で7点目が入りました。

さらに内野安打で1点を追加した後、2死となって前の打席で2ランを放った2番チョン・ウンウォン選手がレフト前に2点タイムリーを放って10点目とします。

3番ソン・グァンミン選手の二塁打で11点目が入ると、4番ホイング選手がライトへ3ランを放って14点目が入り、1イニングの歴代記録13得点を更新しました。

勢いは止まらず5、6番が連続ヒットで出塁すると、この回3度目の打席が回ってきた7番チ・ソンジュン選手がセンターに二塁打を放ち二者が生還。16点目となりました。

試合はその後、両チーム得点なく16-1。6回降雨コールドでゲームセット。ハンファが勝利しました。

日本プロ野球・NPBの1イニング最多得点は2009年に千葉ロッテが記録した15得点です。

以下が4試合の結果です。

◇4月7日(日)の結果

・トゥサン 3- 5 NC(チャムシル)

 勝:キム ヨンギュ

 敗:ユ ヒグァン

・SK 3- 2 サムスン(インチョン)

 勝:キム テフン

 敗:チェ チュンヨン

・KT 4- 3 LG(スウォン)

 勝:ソン ドンヒョン

 敗:ペ ジェジュン

・KIA 中 止 キウム(クァンジュ)

 勝:

 敗:

・ロッテ 1- 16 ハンファ(プサン)

 勝:チャン ミンジェ

 敗:チャン シファン

⇒ 2019年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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