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ロマック内野安打、チェ・ジョンがバント安打 主砲のお膳立てでSKサヨナラ勝ち<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
サヨナラ犠飛のペ・ヨンソプ(左)とチェ・ジョン(写真:SKワイバーンズ)

6日、韓国KBOリーグは全5試合が17時開始のナイトゲームで行われました。

インチョンSK幸福ドリーム球場で行われたSKワイバーンズサムスンライオンズの対戦はSKが2-1で9回サヨナラ勝ち。3連勝でこの日NCに敗れたトゥサンと並んで首位となりました。

SKは0-1で1点を追う8回裏に1-1の同点とし、迎えた9回裏、この日ノーヒットの4番ロマック選手の打球は三遊間、深いところへのゴロ。この打球でロマック選手は全力疾走し一塁を駆け抜けて内野安打とします。

5番イ・ジェウォン選手がレフト前ヒットで続き、無死一、二塁とすると6番の主砲チェ・ジョン選手が初球をピッチャーの左にセーフティーバント。この奇襲が成功し無死満塁となりました。

バントヒットを決めたチェ・ジョン(写真:SKワイバーンズ)
バントヒットを決めたチェ・ジョン(写真:SKワイバーンズ)

ここで昨オフにサムスンを自由契約になり、今季SK入りした7番のペ・ヨンソプ選手が初球をライトへ。これがライトフライとなってロマック選手が三塁から還りゲームセット。ペ・ヨンソプ選手が古巣相手に放ったサヨナラ犠牲フライでSKが2-1で勝利しました。

以下が全5試合の結果です。

◇4月6日(土)の結果

・トゥサン 5- 6 NC(チャムシル)

 勝:カン ユング

 敗:パク チグク

・SK 2- 1 サムスン(インチョン)

 勝:キム テクヒョン

 敗:ウ ギュミン

・KT 2- 1 LG(スウォン)

 勝:クム ミンチョル

 敗:イム チャンギュ

・KIA 4- 14 キウム(クァンジュ)

 勝:チェ ウォンテ

 敗:イ ミンウ

・ロッテ 9- 7 ハンファ(プサン)

 勝:キム ゴングク

 敗:ソン ウンボム

⇒ 2019年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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