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リーグワン1部・第12節私的ベストフィフティーン【ラグビーのサブスク】

向風見也ラグビーライター
スピアーズのボタ(写真提供JRLO)

 リーグワン1部・第12節は3月17、18、19日にありました。結果は下記。

サンゴリアス 64―12 ライナーズ 

ブラックラムズ 15―19 ブルーレヴズ

スピアーズ 15―5 イーグルス

ヴェルブリッツ 18―19 ブレイブルーパス

ダイナボアーズ 29―61 ワイルドナイツ

スティーラーズ 59―26 グリーンロケッツ

 ほとんどの会場が雨に見舞われるなか、肉弾戦が連続した際の踏ん張り、エラーや反則の少なさといった底力が問われたゲームが多発しました。

 なかでも小柄なフォワードの多いブルーレヴズは、ブラックラムズとの接戦を交代なしで制しました。

 ブレイブルーパスは得点機を逃しながらも、名手の躍動したヴェルブリッツに辛勝。複数の大砲を組織化したスピアーズは、イーグルスのわずかな隙を逃さずスコアを先行させました。

 晴天の日曜にプレーしたワイルドナイツは、前半、ダイナボアーズの防御の穴を自在に攻略。終盤にやや足踏みも、大差で連勝を伸ばしました。

 スティーラーズもグリーンロケッツから大量得点。攻防の境界線で圧を受けない時は首尾よく球を動かしていました。

 さかのぼって金曜夜は、サンゴリアスがどのエリアからも自慢の連続攻撃を遂行。ライナーズを圧倒しています。

 本稿では前節に引き続き、際立った選手によるベストフィフティーンをご紹介します。内訳は以下の通りです。

ワイルドナイツ 4名

ブルーレヴズ 3名

サンゴリアス 2名

スピアーズ 2名

ヴェルブリッツ 2名

ブレイブルーパス 1名

ブラックラムズ 1名

 特に際立つ選手は「週間MVP」として無料閲覧エリアでご紹介します。

<週間MVP>

ルアン・ボタ(スピアーズ/先発、フル出場)

 上位を争うカードで持ち前の強さを発揮した。

 悪天候のためパスを繋げにくいなか、スクラムハーフから球をもらうや力強く突進。攻防の境界線を切り裂いた。

 0―0で迎えた前半38分には、敵陣22メートル線付近右のラインアウトでリフター役を担う。捕球役が着地するやモールを組み込み、目の前の相手防御を排して自軍の塊の進路を作った。一気に前進。先制。

 後半は12分に相手ボールラインアウトで球をもぎとり貴重な追加点をマークし、終盤には相手司令塔の田村優に強烈なタックルを放った。

<第11節私的ベストフィフティーン>

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ラグビーライター

1982年、富山県生まれ。成城大学文芸学部芸術学科卒。2006年に独立し、おもにラグビーのリポートやコラムを「ラグビーマガジン」「ラグビーリパブリック」「FRIDAY DIGITAL」などに寄稿。ラグビー技術本の構成やトークイベントの企画・司会もおこなう。著書に『ジャパンのために 日本ラグビー9人の肖像』(論創社)『サンウルブズの挑戦 スーパーラグビー――闘う狼たちの記録』(双葉社)。共著に『ラグビー・エクスプレス イングランド経由日本行き』(双葉社)など。

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