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クボタのマルコム・マークス単独取材。「ハードワークが結果に」。【ラグビー旬な一問一答】

向風見也ラグビーライター
全勝対決でも「2」の怪力に注目。(写真:松尾/アフロスポーツ)

 南アフリカ代表としてワールドカップ日本大会で優勝したマルコム・マークスはいま、国内トップリーグのクボタの一員として開幕5連勝に喜んでいる。3月下旬までに単独取材に応じ、紳士的な受け答えに終始している。

 マークスは身長189センチ、体重117キロの26歳。有無を言わせぬフィジカリティを長所とする。

 最前列中央のフッカーを務め、スクラムの先頭に入って強く押し込む。守っては相手側の接点から球を抜き出し、攻めては強烈な突進を重ねる。日本大会直後のトップリーグ(2020年1月に開幕。2月に中断)では、NTTコムの一員として持ち味を活かしていた。

 以下、単独取材時の一問一答の一部(編集箇所あり)。

――チームは好調を維持しています。

「選手はフィールド、ジム、映像チェックとハードワークしている。これは結果に表れている」

――同じ南アフリカ出身のフラン・ルディケヘッドコーチのマネージメントについて。

「チーム文化を作ろうと意識しています。お互いのためにハードワークを、と何回も言っている。彼のブルズ指揮官時代の素晴らしい仕事については、私は前所属先のライオンズにいた頃からわかっています(両軍とも国際リーグのスーパーラグビーに加盟)。いまフランと働けることを大切にしている」

――NTTコムから移籍加入しています。

「南アフリカへ戻る予定もありましたが、そうはならないなか、クボタからいい印象を受けたので決めました。実際に入ってもその印象は同じです。皆、気さくに話しかけてくれる」

――日本ラグビーの印象は。

「クイック! 私は(トップレベルのリーグは)スーパーラグビーだけしか経験していませんが、日本はそれと比べてもランニングが多くテンポが速いです。元気いっぱいに走っている」

――あなたはそのなかでも、好プレーを続けています。

「チームがハードワークしているからです」

――日本のトップリーグで使われるグラウンドは、ワールドカップ日本大会でプレーしたそれとはグラウンドコンディションが異なります。芝の状態やインゴールの狭さなどが問題視されていますが。

「あまり、気にしていません。大好きなラグビーを仕事でできることに感謝しています」

――2023年のワールドカップフランス大会への思いは。

「そこまではあまり、考えていません。いいコンディションでいいパフォーマンスを発揮する。チームのために頑張る」

――南アフリカ代表に選出されれば考える、という意味合いですか。

「子どもの頃からスプリングボクス(南アフリカ代表の愛称)になるのが夢でした。選ばれたら入りたいです」

 いずれはワールドカップを戦う南アフリカ代表へコミットしそうだが、今季は日本のフィールドを駆け回る。4月3日、東京・秩父宮ラグビー場でサントリーとのレッドカンファレンス全勝対決に挑む。

※初出時、年齢の箇所が誤っておりました。お詫びして修正いたします(2021年3月29日)。

ラグビーライター

1982年、富山県生まれ。成城大学文芸学部芸術学科卒。2006年に独立し、おもにラグビーのリポートやコラムを「ラグビーマガジン」「ラグビーリパブリック」「FRIDAY DIGITAL」などに寄稿。ラグビー技術本の構成やトークイベントの企画・司会もおこなう。著書に『ジャパンのために 日本ラグビー9人の肖像』(論創社)『サンウルブズの挑戦 スーパーラグビー――闘う狼たちの記録』(双葉社)。共著に『ラグビー・エクスプレス イングランド経由日本行き』(双葉社)など。

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