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もうひとつのサンウルブズ歴代ベストフィフティーン(+α)【ラグビー雑記帳】

向風見也ラグビーライター
2018年シーズンは昨季までで最多の3勝(左からラブスカフニ、ラファエレ)。(写真:アフロスポーツ)

 新型コロナウィルス感染拡大の影響で一時中断しているスーパーラグビーの公式ホームページで、日本のサンウルブズの歴代ベストフィフティーン(https://super.rugby/superrugby/news/sunwolves-all-time-best-xv/)が編成、発表されている。15名は以下の通り。

1 クレイグ・ミラー

2 堀江翔太

3 浅原拓真

4 グラント・ハッティング

5 ヘル ウヴェ

6 リアキ・モリ

7 アンドリュー・デュルタロ

8 ヴィリー・ブリッツ

9 ジェイミー・ブース

10 ヘイデン・パーカー

11 セミシ・マシレワ

12 マイケル・リトル

13 ラファエレ ティモシー

14 福岡堅樹

15 松島幸太朗

 文面によれば、各種スタッツ等をもとに選ばれた様子。ただしSNSなどでは、思い入れの強いファンなどが上記の隊列が妥当かどうかについてメンバー構成について議論をかわしている。

本稿では、チーム発足の2016年から計29試合を現地取材(国内23試合、国外6試合)、それ以外の試合も全て映像でチェックしてきた記者が下記条件によって同クラブの歴代ベストトゥウェンティサード(先発15名、リザーブ8名)を編成する。

・各選手にとってのベストシーズン(筆者の独断による)の働きを鑑みる。

・国内ホームゲームもしくはプレーオフ相当の試合に挑むことを想定。自ずと防御力の高さや不用意な反則の少なさなどが求められた。

・コーチングスタッフは筆者独断により「大久保直弥ヘッドコーチ、沢木敬介コーチングコーディネーター、トニー・ブラウンアタックコーチ、スコット・ハンセンディフェンスコーチ、長谷川慎スクラムコーチ」で編成。

1 稲垣啓太(2016年から4シーズン参加し、突進すればぶつかったタックラーの脇の下周辺をえぐるようにゲインラインを切った)

2 堀江翔太(初代主将でありクラブ初トライ記録者。器用さ、的確なポジショニング、ハードワークが際立つ)

3 具智元(2017年国内最終年のブルーズ戦で初先発を飾ると、タフなスクラムとタックルでクラブ初となるシーズン2勝目をマーク。そのまま不動の日本代表へ)

4 トンプソン ルーク(2019年に37歳でスーパーラグビーデビュー。ひたすらにタックル)

5 グラント・ハッティング(2018年にラインアウトを安定化) 

6 ヴィリー・ブリッツ(2017年にスピードと接点でのインパクトを披露。2018年は共同主将)

7 ピーター・ラブスカフニ(2018年に参加するや状況に応じたタックルやスローダウンで防御を引き締め。リーダーシップも評価された)

8 エドワード・カーク(ジャッカル職人として初年度のチームを支えた。2019年まで連続で参加)

9 田中史朗(2017年にハイランダーズから移籍。出場機会こそ限られたが勝利した試合では好配球)

10 ヘイデン・パーカー(2018年にゴールキック38本連続成功でリーグ新記録を樹立)

11 福岡堅樹(2017、18年に爆発的なランを披露。キックチェイスも鋭い)

12 マイケル・リトル(2018年に加わり強く軽やかなラインブレイク、オフロードパス、カバーディフェンスを披露。2019年は共同キャプテン)

13 ラファエレ ティモシー(2017年から3シーズン参加。ストラクチャー時、アンストラクチャー時も防御は安定。左足のキックはエリア獲得で重宝)

14 ホセア・サウマキ(人呼んでトンガンゴジラ。ロングゲインが印象的。2018年に7トライをマーク)

15 松島幸太朗(軽快なフットワーク、突破力)

16 庭井祐輔(2017年にデビュー。低い姿勢での突進とタックルは巨漢揃いの南アフリカ勢も手こずらせた)

17 クレイグ・ミラー(2018年に機動力と器用さを披露。2019年には共同キャプテンにもなった)

18 浅原拓真(4シーズン参加。2年目まではすべての遠征に参加した唯一の選手だった。長谷川スクラムコーチの目指す型を体現し、運動量でも際立つ)

19 ヘル ウヴェ(2017年にデビューしてニュージーランド勢強豪相手にも強烈なラインブレイク)

20 姫野和樹(2018年にデビュー。アイランダーを弾き飛ばす突破力と要所でのジャッカルが光った)

21 ルディ・ペイジ(苦境に立たされた2020年シーズンにあって強気のランと緩急自在の試合運び)

22 田村優(2016年から4シーズン名を連ね、勝利した試合で持ち前の空間把握能力、相手を引き付けながらのパスを披露)

23 ウィリアム・トゥポウ(2017、18年に参加。攻守で力強さ。アウトサイドセンター、ウイング、フルバックと複数ポジションをこなせる)

ラグビーライター

1982年、富山県生まれ。成城大学文芸学部芸術学科卒。2006年に独立し、おもにラグビーのリポートやコラムを「ラグビーマガジン」「ラグビーリパブリック」「FRIDAY DIGITAL」などに寄稿。ラグビー技術本の構成やトークイベントの企画・司会もおこなう。著書に『ジャパンのために 日本ラグビー9人の肖像』(論創社)『サンウルブズの挑戦 スーパーラグビー――闘う狼たちの記録』(双葉社)。共著に『ラグビー・エクスプレス イングランド経由日本行き』(双葉社)など。

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