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山田章仁、番組始めました。「思い出と言ったら軽いですけど」【ラグビー旬な一問一答】

向風見也ラグビーライター
ボールは片手で抱え、腕を大きく振る。(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)

世界最高クラスの国際リーグ戦、スーパーラグビーに日本から初参戦しているサンウルブズの山田章仁は、開幕を前に自身のオリジナル番組を作成。「山田章仁 Akihito Yamada / サンウルブズ SUNWOLVES」と題し、動画共有サイトのYou Tubeで流している。番組中では自身の思いを明かし、チームメイトへのインタビューもおこなっている。

昨秋のワールドカップイングランド大会で日本代表だった山田は、身長182センチ、体重88キロの30歳。日本では国内最高峰トップリーグで3連覇中のパナソニックに所属し、プレーオフトーナメントでは通算3度のMVPに輝いている。

2月27日、サンウルブズの一員として、スーパーラグビーの開幕節に先発。東京・秩父宮ラグビー場でライオンズに13―26と敗れたが、ウェスタン・フォースに在籍した昨季に果たせなかった同公式戦デビューを果たした。シンガポール・ナショナルスタジアムでのチーターズとの第3節(サンウルブズにとっては2戦目)を3月12日に控え、都内で練習を重ねている。

かねて「自分がコントロールできることだけをコントロールする」と発してきたが、昨今はグラウンド整備や観客席でのサービス面など、運営側への提言も欠かさない。3月4日の練習後も、私服に着替えて帰路に就く際、思いを明かしている。

以下、単独取材における一問一答。

――まず、ライオンズ戦のレビューといまおこなっている練習について。

「次の相手のチーターズも、ライオンズと同じ南アフリカのチーム。今回の反省点と次への課題が似ていますので、そのことを一気にやっている感じかな」

――フォワードはスクラムの改善を。

「フォワードはそこに尽きると思うんですけど、バックスは…。外から、内から(グラウンド上の立ち位置が違う選手同士で)、しっかりコミュニケーションを取っていきたいですね」

――最近、番組を作りましたね。

「そういうコンテンツがなかったので。発信していけたらなと。それに、今回みたいにゼロからチームを作ることなんてなかなかない。思い出と言ったら少し軽いですけど、記録作りでもあります」

――これから、どんな番組を作りたいですか。

「皆、記者の人と話す時は構えると思うので、ファンの人にとって面白いというか、本音に近いところを出していければと思います」

――最近、グラウンド外でのことをよくお話ししています。

「…選手もかなりストレスを感じている。(練習と試合は)プロなのでしっかりやりますけど」

ラグビーライター

1982年、富山県生まれ。成城大学文芸学部芸術学科卒。2006年に独立し、おもにラグビーのリポートやコラムを「ラグビーマガジン」「ラグビーリパブリック」「FRIDAY DIGITAL」などに寄稿。ラグビー技術本の構成やトークイベントの企画・司会もおこなう。著書に『ジャパンのために 日本ラグビー9人の肖像』(論創社)『サンウルブズの挑戦 スーパーラグビー――闘う狼たちの記録』(双葉社)。共著に『ラグビー・エクスプレス イングランド経由日本行き』(双葉社)など。

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