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藤井聡太王将3連覇か? 菅井竜也八段奪取か? 2024年1月、王将戦七番勝負開幕

松本博文将棋ライター
(記事中の画像作成:筆者)

 藤井聡太王将(21歳)に菅井竜也八段(31歳)が挑戦する第73期ALSOK杯王将戦七番勝負は1月7日・8日、栃木県大田原市・ホテル花月で開幕第1局がおこなわれます。

 藤井王将は前々期、渡辺明王将(当時)から4勝0敗で王将位を奪取。前期は羽生善治九段の挑戦を4勝2敗で退けて、現在2連覇中です。

 また藤井王将は今年度、将棋史上初の八冠制覇を達成。タイトル戦番勝負に初めて登場して以来、19回連続で敗退なしというおそるべき記録も更新中です。

 もしこのままあと1期タイトルを獲得すると、大山康晴15世名人の連続記録を抜いて、20回連続でタイトル戦番勝負を制するという、史上最高記録の樹立となります。

 各棋戦でコンスタントに好成績をあげている菅井八段。しかし王将戦は意外なことに、今期が初めてのリーグ入りとなります。そしてこの激戦のリーグを5勝1敗で制し、一気に挑戦権まで獲得しました。

 藤井王将と菅井八段の過去の対戦成績は藤井9勝、菅井4勝、4千日手です。

 今年度叡王戦五番勝負の激闘はまだ記憶に新しいところです。結果としては藤井3勝1敗2千日手での防衛でしたが、内容はいずれも最後まで白熱したきわどいものでした。

 振り飛車党のファンにとっても、菅井八段は希望の星といったところ。振り飛車VS居飛車の熱い七番勝負となりそうです。

将棋ライター

フリーの将棋ライター、中継記者。1973年生まれ。東大将棋部出身で、在学中より将棋書籍の編集に従事。東大法学部卒業後、名人戦棋譜速報の立ち上げに尽力。「青葉」の名で中継記者を務め、日本将棋連盟、日本女子プロ将棋協会(LPSA)などのネット中継に携わる。著書に『ルポ 電王戦』(NHK出版新書)、『ドキュメント コンピュータ将棋』(角川新書)、『棋士とAIはどう戦ってきたか』(洋泉社新書)、『天才 藤井聡太』(文藝春秋)、『藤井聡太 天才はいかに生まれたか』(NHK出版新書)、『藤井聡太はAIに勝てるか?』(光文社新書)、『棋承転結』(朝日新聞出版)など。

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