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木村九段「運がよかったです」永瀬王座「手が難しかったかなと思います」王座戦第1局終了後コメント

松本博文将棋ライター
(記事中の画像作成:筆者)

木村一基九段「ちょっと苦しいと思ってたんですけど。△9九角がいい形で入ったので。運がよかったです、はい。端が空けばありうるとは思っていました」

永瀬拓矢王座「難しいとは思ってたんですけど。(93手目)▲6二金が少し変だったですかね。△9五歩に対して▲同歩か▲6二金かちょっとわからなかったんですけど。▲同歩も成算が持てなかったので。▲6二金もしかし▲9五歩では変かな、と思ったので。うーん、手が難しかったかなと思います。(作戦の手応えは?)よしあるかどうか、という感じだったんですけど。ただそうですね、そのところが難しかったので。どうだったかな、という気がします」

(木村九段が△6五同銀と桂を打った手に対して121手目)

記者「▲6五同銀のところで▲5一金だと勝負の順があったみたいです。ソフト先生がおっしゃってました」

永瀬王座「そうなんですか・・・」

木村九段「私は何が問題だったんですかね?」

島朗九段「△6五同銀で△3一玉が」

木村九段「ああ、正解なんですか。ああ、そうですか」

将棋ライター

フリーの将棋ライター、中継記者。1973年生まれ。東大将棋部出身で、在学中より将棋書籍の編集に従事。東大法学部卒業後、名人戦棋譜速報の立ち上げに尽力。「青葉」の名で中継記者を務め、日本将棋連盟、日本女子プロ将棋協会(LPSA)などのネット中継に携わる。著書に『ルポ 電王戦』(NHK出版新書)、『ドキュメント コンピュータ将棋』(角川新書)、『棋士とAIはどう戦ってきたか』(洋泉社新書)、『天才 藤井聡太』(文藝春秋)、『藤井聡太 天才はいかに生まれたか』(NHK出版新書)、『藤井聡太はAIに勝てるか?』(光文社新書)、『棋承転結』(朝日新聞出版)など。

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