11月11日。大阪・関西将棋会館においてＢ級２組順位戦７回戦▲北浜健介八段（44歳）－△藤井聡太二冠（18歳）戦がおこなわれます。

　藤井二冠はここまで５勝０敗。唯一の無敗で昇級争いのトップを走っています。

　順位戦通算は34勝１敗。初参加から18連勝のあと近藤誠也現七段に敗れて１敗。そして、そこからまた16連勝中で、なんともすさまじいとしか言いようのない成績です。

　藤井二冠の今年度成績は26勝７敗（勝率0.788)です。

　藤井二冠はフルシーズン参戦の過去３年間、いずれも勝率８割を超える偉業を達成しています。今年度もあと２勝で８割復帰となります。

　デビュー以来４年連続勝率１位となれば、羽生善治現九段の記録に並びます。

　北浜八段は過去にＢ級１組に６期在籍していたこともある実力者です。今期Ｂ級２組でここまで３勝２敗。今年度成績は６勝７敗(勝率0.462)です。

　両者は過去に４回対戦。結果は藤井二冠の４戦全勝です。

　前回の対戦は昨年2019年の棋聖戦二次予選でした。

　棋聖戦を勝ち抜いた藤井七段（当時）は史上最年少でのタイトル挑戦、獲得を達成しています。

　北浜七段は振り飛車党。戦型はこれまで、先手、後手のいずれでも中飛車でした。

　対局開始は10時。持ち時間は各６時間（チェスクロック方式）。昼食、夕食休憩をはさんで、通例では夜に決着となります。