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ノート(202) 弁護側による「活かす尋問」と「殺す尋問」の使い分け

前田恒彦元特捜部主任検事
(写真:アフロ)

~尋問編(8)

受刑194/384日目

プロの刑事弁護士に学べ

 証人尋問の進め方や異議の出し方、証拠の示し方など、法廷における弁護技術を深く学ぶには、研修での座学や実践トレーニングに加え、「刑事弁護のプロ」とされる弁護士が実際に担当する裁判を数多く傍聴するとよい。

 裁判官や検察官、被告人、証人ら関係者が実在の人物である上、実際にあった「ナマの事件」を現在進行形で取り扱っているから、模擬裁判とは比較にならないほど緊張感や空気感、当事者の真剣さが異なる。

 刑事弁護を極めたいという弁護士はもちろん、立場を異にする検察官であっても、有能な刑事弁護士の法廷での立ち居振る舞いを見れば、その場その場で求められる臨機応変の対応などを学ぶことができるはずだ。

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元特捜部主任検事

1996年の検事任官後、約15年間の現職中、大阪・東京地検特捜部に合計約9年間在籍。ハンナン事件や福島県知事事件、朝鮮総聯ビル詐欺事件、防衛汚職事件、陸山会事件などで主要な被疑者の取調べを担当したほか、西村眞悟弁護士法違反事件、NOVA積立金横領事件、小室哲哉詐欺事件、厚労省虚偽証明書事件などで主任検事を務める。刑事司法に関する解説や主張を独自の視点で発信中。

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