ノート(138) 初公判に関する報道と国賠訴訟で提出した答弁書

(写真:GYRO PHOTOGRAPHY/アフロイメージマート)

~裁判編(11)

勾留175日目

【初公判に関する報道】

 朝食後、刑務官から前日の夕刊とこの日の朝刊をまとめて渡された。

 まだ東日本大震災から4日であり、震災関連の報道が紙面を占めていたが、小さいながらも前日に行われた初公判に関する記事もあった。

 夕刊は検察・弁護双方の冒頭陳述や検察側が請求した関係者の供述調書など、午前のやり取りが中心だった。

 「法廷画家」と呼ばれるイラストレーターが傍聴席の前方に座り、スケッチブックに法廷内の様子を描いていたが、新聞に掲載された完成版を見ると、あまりにも顔や姿かたちが似ていないことに驚かされた。

 「関係者によると」という前置きにより、勾留中に父が病死したことや、拘置所生活で体重が落ちているといったエピソードも記載されていた。

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15年間の現職中、特捜部に所属すること9年。重要供述を引き出す「割り屋」として数々の著名事件で関係者の取調べを担当し、捜査を取りまとめる主任検事を務めた。のみならず、逆に自ら取調べを受け、訴追され、服役し、証人として証言するといった特異な経験もした。証拠改ざん事件による電撃逮捕から5年。当時連日記載していた日誌に基づき、捜査や刑事裁判、拘置所や刑務所の裏の裏を独自の視点でリアルに示す。

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1996年の検事任官後、約15年間の現職中、大阪・東京地検特捜部に合計約9年間在籍。ハンナン事件や福島県知事事件、朝鮮総聯ビル詐欺事件、防衛汚職事件、陸山会事件などで主要な被疑者の取調べを担当したほか、西村眞悟弁護士法違反事件、NOVA積立金横領事件、小室哲哉詐欺事件、厚労省虚偽証明書事件などで主任検事を務める。刑事司法に関する解説や主張を独自の視点で発信中。きき酒師、日本酒品質鑑定士でもある。

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