ユニクロ・エアリズムマスクは独自3層構造で特許出願中、毎週150万枚の生産を計画、国民的マスクに

独自の3層構造による「ユニクロ」のエアリズムマスク 画像はユニクロ提供

 「ユニクロ」が開発中としてきた“エアリズムマスク”の発売日が、6月19日に決まった。国内店舗とオンラインストアで同時発売する。とくに最近強化している、「顧客の声」(VOC、ボイス・オブ・カスタマーの略)を生かした商品作りにより誕生したものだ。「ユニクロならではのテクノロジーにより、性能の高さと肌触わりの良さを両立させた、オールシーズン用のハイブリッドマスク」で、高い防御性を実現するためにユニクロ独自の3層構造(特許出願中)を採用しているのが特徴だ。

  

 エアリズムマスク(3枚組)は990円(税別)で、S、M、Lの3サイズ。1人各サイズ1点(計3パック)まで購入可能。一時品切れとなる可能性もあるが、当面、毎週50万パック(150万枚)を継続的に生産する計画。圧倒的な商品量で、国民的マスクとして広がる可能性もある。海外のユニクロ店舗でも順次発売する予定だ。

 開発の背景について、ユニクロは「すこやかな生活を続けるために自衛策が必要ないま、人と接する際など、マスク着用を求められる機会が増えています。ユニクロでは、その服作りの哲学である“LifeWear”をもとに、どのようなマスクを作るべきか多くのお客さまのご意見を検証した結果、『マスクとしての防御性能』『洗濯可能』『つけ心地』という3つのポイントを見出しました」と説明する。

 要望として届いた声は、「エアリズム素材でマスクを商品化してほしいです。つけ心地の良いものでないと子どもが外してしまう機会も増えると思いますし、ユニクロさんなら安心して購入出来るので、つけ心地の良い機能性のあるマスクの販売をお願いしたいです」というものや、「エアリズムでマスクを作っていただけないでしょうか。欲を言えば、中にフィルター的なものもほしいです。子ども用サイズ、大人用サイズのエアリズムマスク、ぜひお願いします」といったものだという。

高性能フィルターを挟んだ独自の3層構造で特許出願中。内側はエアリズムで肌触りが良く、外側はUVカット仕様になっている 画像はユニクロ提供
高性能フィルターを挟んだ独自の3層構造で特許出願中。内側はエアリズムで肌触りが良く、外側はUVカット仕様になっている 画像はユニクロ提供

 防御性能を高めるための独自の3層構造は、表側の「メッシュ素材」、内側の「エアリズム」に加え、中間には「高性能フィルター」を内蔵。BFE99%カットで、飛沫、細菌やウイルスが付着した粒子、花粉などをブロック。「サステナブルな観点から日常的に身に着けるマスクにおいて、使い捨てではないものを選ぶお客さまが増えていることに着目」。洗濯用の中性洗剤を使用し洗濯機で洗うことができる。専門機関のテストでは20回洗濯後も一定の効果を持続すると証明されたという。また、表地のメッシュ素材は、UVプロテクション機能により、紫外線を90%(UPF40)カットする。

 一方で、ユニクロは、困っている世界中の人々を支援するため、中国の自社取引工場の協力のもと、医療用マスクやエアリズム、ヒートテック、アイソレーションガウンを寄贈するなど、衣料品を通じた地域社会支援を行っている。

ユニクロの地域支援の状況。マスクやエアリズム、アイソレーションガウンなどを提供している 画像はユニクロのユニクロのHP内の「新型コロナウイルス感染症への取り組み」より
ユニクロの地域支援の状況。マスクやエアリズム、アイソレーションガウンなどを提供している 画像はユニクロのユニクロのHP内の「新型コロナウイルス感染症への取り組み」より

 5月25日現在で、マスク寄付は1000万枚以上、アイソレーションガウンは20万着、エアリズム14万着以上、エッセンシャルウエア8万着以上、金銭的支援25万7000ドル(約2775万円)などとなっている。

 コンセプトに掲げるLifeWearの面目躍如たる商品開発・支援ぶりとなっている。