日本人アメフト選手6人が海外ドラフトで指名を受けたカナダ第2のプロスポーツリーグ「CFL」ってなに?

CFL優勝チームに授与されるグレイカップを掲げるCFLの選手たち(写真:ロイター/アフロ)

 カナダを拠点にするプロ・フットボールリーグ「CFL」は、4月15日(日本時間16日)に北米以外の外国人選手を対象にしたグローバルドラフトを開催して、6人の日本人アメリカンフットーボール選手が指名された。

 指名を受けたのは、以下の6選手

1巡目、全体4位: LB 丸尾玲寿里

ウィニペグ・ブルーボマーズが指名

アサヒ飲料クラブチャレンジャーズ所属、テキサス大学サンアントニオ校出身

183cm・102kg、24歳

2巡目、全体13位: LB 山岸明生

モントリオール・アルエッツが指名

富士通フロンティアーズ所属、関西学院大学出身

182cm・102kg、26歳

2巡目、全体15位: OL 町野友哉

ウィニペグ・ブルーボマーズが指名

富士通フロンティアーズ所属、京都大学出身

197cm・136kg、24歳

2巡目、全体16位: K 佐藤敏基

トロント・アーゴナーツが指名

IBMビッグブルー所属、早稲田大学出身

178cm・80kg、27歳

3巡目、全体19位: K 山﨑丈路

BC・ライオンズが指名

オービックシーガルズ所属、大阪大学出身

173cm・85kg、27歳 

3巡目、全体24位: RB 李卓

モントリオール・アルエッツが指名

オービックシーガルズ所属、慶応大学出身

182cm・90kg、25歳

ドラフト候補には12人の日本人選手が挙がる

 今回のグローバル・ドラフトには日本人選手12人を含めた88人の外国籍選手が候補者としてリストに名前が挙がっていた。

 ドラフトは4巡目まで行われ、日本人選手6人を含む合計36人の選手が指名された。

 NFLの外国人選手強化プログラム、IPPの候補選手キャンプに参加していた李は、今回のCFLグローバル・ドラフトの候補選手リストからは外されていたが、アルエッツはギャンブルに出て李を指名。

 李がNFLのIPP選手に選ばれれば、CFLではなくNFLを選ぶのが確実視されているが、アルエッツは万が一、李がIPP選手から漏れた場合に備えた。

ロースター入りを目指すドラフト指名選手

 ドラフトで指名されたことでロースター入りが確定した訳ではなく、指名された選手たちは5月中旬から約3週間の予定で行われる指名チームのトレーニングキャンプに参加して、46人のロースター入りを目指す。

 日本人選手を含むグローバル選手(北米以外の選手)には2つの特別枠が用意されている。

 また、ロースターに入れなかった場合でも、13枠の練習生になる道が残されており、練習生にも3つのグローバル選手枠がある。

カナダで2番目に人気のプロスポーツリーグ、CFLとは?

 カナダではアイスホッケー(NHL)に次いで、2番目に人気があるプロスポーツリーグのCFL。

 1958年に設立されたCFLには9チームが加盟しており、優勝トロフィーの「グレイカップ」獲得を目指して争う。

 2018年のグレイカップ決勝戦は、5万人以上のファンがスタジアムで観戦したほどカナダ国内でのCFLの人気は高い。

 2021年シーズンのサラリーキャップは各チーム580万カナダドル(約5億円)で、グローバル選手の最低年俸は5万4000カナダドル(約465万円)となっている。CFLの最高年俸選手は70万カナダドル(約6000万円)。

 カナディアンフットボールはアメリカンフットボールと似たスポーツだが、アメフトが11人でプレーするのに対して、カナディアンフットボールは一人多い12人でプレー。

 また、アメフトは4回のダウンが与えられるが、カナディアンフットボールは3ダウン制。フィールドもアメフトより1割ほど大きい。

 CFLは国際化戦略を進めており、2019年に日本のXリーグと提携関係を結んだ。Xリーグの他にもヨーロッパやメキシコなど12ヶ国のリーグと提携しており、今回のグローバルドラフトのその一環として行われ、1巡目にはオーストラリア、デンマーク、イギリス、日本、ドイツ、フランスと国際色豊かに6ヶ国の選手が指名された。