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亀田興毅の新たな挑戦「ライブ配信でボクシング界に新しい形を作りたい」

木村悠元ボクシング世界チャンピオン
全てスタッフ撮影

元ボクシング三階級王者・亀田興毅氏(34)が自身のプロデュースするボクシングオンライン興行で「亀田興毅軍 VS 3150ファイトクラブ」の開催を発表した。

試合の第1弾は12月19日(土)18時からライブ配信アプリ17LIVE(イチナナ)で独占配信される。

亀田家最大の親子喧嘩!?

きっかけは亀田家の父・史郎氏(55)が立ち上げたプロジェクト「亀田史郎の3150ファイトクラブ」だ。

三兄弟を世界王者に育て上げた史郎氏が、プロテストに合格するボクサーを育て上げるリアリティショーとして注目を集めている。

今年の1月に全国から血気盛んな若者が集められオーディションが行われた。

最終選考で11名が選ばれたものの、4名が脱落、現在は7名のボクサー(通称・七福神)が史郎氏の元で指導を受けている。

若いボクサー達のリアルな姿が好感を呼び、今やチャンネル登録者数50万人を抱える大人気番組となった。

17LIVE本社で取材を受ける興毅氏
17LIVE本社で取材を受ける興毅氏

亀田興毅の新たな挑戦

そのプロジェクトに異を唱えたのは息子の亀田興毅氏だ。

「おい、親父なんやあれ」「今の練習量じゃプロになれない」と猛反論。

「俺が連れてくるボクサーと勝負や」と興毅氏が勝負を持ちかけたことで、史郎氏が育てる若手ボクサー「七福神」と興毅氏が集めた熟練ボクサー「興毅軍団」とで激突することとなった。

興毅軍団は史郎氏同様、興毅氏自らが募集をかけ全国から元プロボクサーの精鋭を集めた。オーディションが行われ、最終選考に残った7名の中には元日本ランカーもいる。

若手VSベテランの構図になるが、七福神たちはプロテストを受けるための最終選考も兼ねている。

ここで負けるようではプロにはなれないと死に物狂いで向かってくるだろう。興味深い試合になりそうだ。

投げ銭がファイトマネー

ライブ配信される試合は17LIVEとコラボしたことで、投げ銭システムが導入される。

17LIVEではギフティングと呼ばれるシステムで、視聴者が気に入ったライバー(出演者)にギフトを贈ることで応援や支援ができる。

今回の試合では、そのギフティング収益を勝者が総取りできるという新しい取り組みがなされる。

「親父がそうだったが、仕事しながら練習は大変。生活もあるからボクシングを続けられず辞めてしまう。この取り組みが成功すれば、練習にも集中できる」

「ボクシングと仕事の両立ができないで、夢を諦めて欲しくない」

選手を直接応援できるシステムで若手の選手が輝ける未来を作りたいと展望を語った。

収録後取材を受ける亀田親子(左・興毅氏、右・史郎氏)
収録後取材を受ける亀田親子(左・興毅氏、右・史郎氏)

ボクシングを盛り上げたい

今回の企画の背景には、新型コロナウイルスの影響もあるようだ。

試合では観客が人数制限され、十分なファイトマネーが得られず引退したボクサーも少なくない。

また、試合を企画する興行側も無観客だと採算が合わず試合数を減らしているため、選手の活躍の舞台も減っている。

加えて、近年ボクシングを始める若者が減少。

この事態を危惧した亀田興毅氏が、ボクシング界のために何かできないかとこのLIVE配信企画を発案したそうだ。

国内ライブ配信市場シェアでNO1の17LIVEは、ユーザー数が4500万人を突破している。

ライブ配信で月6万円以上稼ぐライバーは8400人以上、中には1000万円以上の年収を得ているライバーもいるそうだ。

急拡大するこのライブ配信市場とボクシングがコラボすることで新たな相乗効果が期待できる。

興毅氏も「今回がオンライン興行の1発目で第一歩になる。ボクシング界に新しい形を作りたい」と意気込みを語った。

私が現役の時にも、このような仕組みがあったらと羨ましくも思う。

選手が自己プロデュースをしていく事で、競技に集中できる環境ができたらプラスになるだろう。

令和時代のボクシングの新しい取り組みに注目したい。

注目の試合の模様は12月19日(土)18時から17LIVEで生配信される。

元ボクシング世界チャンピオン

第35代WBC世界ライトフライ級チャンピオン(商社マンボクサー) 商社に勤めながらの二刀流で世界チャンピオンになった異色のボクサー。NHKにて3度特集が組まれ商社マンボクサーとして注目を集める。2016年に現役引退を表明。引退後に株式会社ReStartを設立。解説やコラム執筆、講演活動や社員研修、ダイエット事業、コメンテーターなど自身の経験を活かし多方面で活動中。2019年から新しいジムのコンセプト【オンラインジム】をオープン!ボクシング好きの方は公式サイトより

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