天心が武尊との試合を熱望「お互いがやりたいならやるのが当たり前」

スタッフ撮影 写真は亀田VS天心戦 記者会見

RISE WORLD SERIESトーナメント58キロ級決勝戦が行われ、RISE世界フェザー級王者の那須川天心(21)が、ISKAムエタイ世界バンタム級王者の志朗(26)を3-0の判定で破って優勝した。

試合後のインタビューでは、天心からK1王者の武尊に対して衝撃発言が飛びだした。

試合の展開

試合では1Rからプレッシャーを掛ける天心に対して、志朗が距離をとって間合いを測る展開が続いた。

攻める天心に対して、志朗は天心の気迫に圧倒されプレッシャーを感じて下がっていった。

天心もペースをとっていたが、いつものようにパンチを軸にした滑らかなコンビネーションが生まれない。

試合後の会見で、練習で手を痛めていたようだった。

志朗は天心の気迫に飲まれておりなかなか攻撃が出ない。お互いクリーンヒットは、なかなか生まれず慎重な戦いぶりが続いた。

規定の3ラウンドでは決着が着かず、ペースを握っていた天心が3-0の判定勝ちで勝利を収めた。

試合後に行われるヒーローインタビューで、自分の想いを語った。

ヒーローインタビューで衝撃発言

試合後に行われるヒーローインタビューで、

「武尊選手、K1陣営に言いたいことがある。みなさんの声に応えるのが選手。強いもの同士が戦うのが本当の興行。

自分は逃げも隠れもしない。SNSで書き込むのなら正式な話をください。俺は待ってます」と話した。

天心自らが、試合後のインタビューで語ったのは衝撃的だった。

格闘技界のエース的な存在の天心と武尊だが、両者は所属している団体が違うため対戦の見通しが立っていない。

一夜明け会見にて

試合後の一夜明け会見では昨日の発言の経緯について改めて語った。

「自分はやりたいことは山ほどある。年齢的にも全盛期はこれから。向こうは全盛期が終わる。

お互いがやりたいならやるのが当たり前。SNSで発信しているなら決着をつけてオファーをしてください」と話した。

天心陣営も何度か交渉しているようだが、対戦には、天心がK1との独占契約3年間という条件付きのようだ。

天心も、それはさすがに無理だと話している。

天心はまだ21歳と若いが、武尊は28歳となる。20代の前半の選手が活躍する格闘技界では、決して若くない。

対戦のピークを考えてもあと、1,2年くらいではないだろうか。

天心もお互いが、ピークで期待値が高い時に大きい舞台で戦いたいのだろう。

近年盛り上がりを見せる格闘技界も大きな変わり目に来ている。

SNSが普及したおかげで、選手が自分の想いを伝えることが出来るようになった。

そのため選手の発言が元になって試合が決まっているケースも増えている。

所属団体の壁はあるが、ファンや選手が望むカードが実現し、盛り上げていってほしい。

格闘技界の待望の一戦

私は何度か彼をインタビューしてきたが、天心を突き動かしているのは、キックボクシングをもっと盛り上げたい、という想いだ。

ここ半年は怒涛のスケジュールで試合をこなして来た。

【2019年】

3月 RISE WORLD SERIES 1回戦 フェデリコ・ローマ(3R 1分35秒 KO)

4月 RIZIN15 フリッツ・ビアグタン(3R 1分24秒 TKO)

6月 RIZIN.16【ISKA世界フェザー級タイトルマッチ】マーティン・ブランコ(2R 2分19秒 KO)

7月 RISE WORLD SERIES 準決勝戦 スアキム・PKセンチャイムエタイジム (3R 1分13秒 TKO)

9月 RISE WORLD SERIES 決勝戦 志朗(3-0判定勝ち)

年間で平均4試合前後を戦う格闘界の選手にしては、異例のハイペースと言える。

この試合の他にも6月には大きな話題を呼んだ、亀田興毅とのスペシャルマッチもあった。

さすがに本人も疲れた様子で、3ヶ月ほど休みたいと話していた。左手の怪我も気になるところだ。

やりたいことは山ほどあると語った天心だが、しばしの休養も必要だ。

「人と同じ道は歩きたくないし、同じことをやっていても仕方がない」と話していた天心の挑戦は、まだまだ続いていく。

まだ21歳と若いが、業界全体を背負って戦っている。彼の想いが叶い格闘技界の待望の一戦が決まることを願う。