米女子ゴルフツアーは1月に開幕して2戦目を終えたばかり。日本勢では畑岡奈紗、古江彩佳、勝みなみのほか、今季がルーキーとなる稲見萌寧、西郷真央も参戦。ここから2月のホンダLPGAタイランド（2月22日開幕）まで約1カ月の空くが、西村優菜と笹生優花が参戦予定で、吉田優利もどこから出場するのかは未定だが米ツアーデビューを控えている。そして、気になるのは渋野日向子だ。

　2019年全英女子オープン覇者でもある彼女の動向は誰もが気になるところだが、昨季ポイントランキング83位でフル出場権を逃して、今季は開幕に出遅れている。試合に出ていないのもありまだメディア露出が少なく、インスタグラムの更新も頻繁ではない中、今季はどのような心構えでいるのかを探ってみた。

▼今季米女子ツアーを主戦場にする日本選手は9人！渋野日向子の今季初戦は3月の「ブルーベイLPGA」か。

▼渋野は昨季ポイントランキング83位でフル出場権を逃したが、今季も米ツアーが主戦場。「もっと自信をつけて戦えるように頑張らないとシードも取れない」

▼今年3年目の抱負を聞かれ、色紙に「気合い」と書いた。理由は「１打に対して気合いが足りなかった。優勝したい気持ちもある」

▼昨年の米ツアー初戦は2月の「ホンダLPGAタイランド」。仲のいい韓国のイ・ジョンウン6から「ダラスに拠点を構えてほしい」と言われていたという。

▼渋野日向子が昨年の世界陸上・女子やり投げ金メダルの北口榛花と自身のYouTubeチャンネルで対談。「アメリカに拠点は持っていないが、考え中」と明かした。

　渋野日向子の今季米ツアー初戦は3月の「ブルーベイLPGA」（3月7～10日、中国・ジャンレイク・ブルーベイGC）になりそうだが、そうなるとまだ１カ月以上もある。直近では今年に入って、渋野が公の場に登場したのは、ハワイ州マウイ島で行われたアディダスゴルフの新作イベントだった。

　そこではイベントに関する内容の受け答えに終始していたようで、シーズン初戦を前に様々な質問は主催者側からNGとされていたのかもしれない。準備が整った時には今季にかける新たな思いを聞けるはずだ。渋野の米ツアー3年目は真価が問われる１年になりそうだ。