今季限りで退任した日本ハムの栗山英樹監督の後任として、元プロ野球選手の新庄剛志氏が候補に挙がっている。

 日米4球団でプレーし、日本ハムOBでもある新庄氏だが、もし「監督」に就任すれば現役を退いてから16年ぶりのことである。

 近日中に後任は発表されるとのことだが、日本の各スポーツ紙がその可能性について報じたことで、にわかに韓国でも話題になっている。

 韓国ではプロ野球人気が高く、同国メディアは日本球界のニュースを報じることも多い。今回の新庄氏の日本ハム監督就任の可能性も、関心が高い部類に入るが、それだけ新庄の名が韓国野球ファンの間で知られているということだ。

 では、韓国メディアは新庄のことをどのように報じ、評価しているのか。

「スポーツ朝鮮」は「“奇人”新庄剛志、古巣の日本ハムの指揮官になるのか」と見出しを打ち、栗山監督の後任として新庄氏の名前が浮上しているという日本の報道を報じつつ、彼の人となりをこう伝えている。

「日本プロ野球(NPB)を代表する“奇人”選手。阪神タイガースでプロにデビューし、2001年メジャーリーグに進出、ニューヨークメッツとサンフランシスコジャイアンツでプレーし、2004年から3シーズン日本ハムでプレーした後、現役を引退した。NPB通算打率2割5分4厘、205本塁打、716打点、ゴールデングローブ10回、オールスター戦7回出場の記録を残した」

 さらに記事にはこんなくだりもある。

「選手時代に様々な“奇行”で話題になったが、優れた実力と派手なパフォーマンスで「宇宙人」、「プリンス」、「嵐を呼ぶ男」などのニックネームで多くのファンから愛された。現役引退後、インドネシアのバリに移住し、事業失敗や離婚、詐欺にあうなど様々な経験をしている。昨年、現役復帰を宣言し、日本プロ野球のトライアウトに参加。トライアウトでは指名を受けられなかったが、『私は損得で動かない。おそらく死ぬまで失敗を繰り返すかもしれない。でも誰かを笑顔にできればそれで満足です』という言葉を残している」

 こうした派手なパフォーマンスをする一方で、「日本ハム時代はチームの柱となり2006年の日本シリーズ優勝に貢献。話題性とリーダーシップの面では高い評価を受けるに値する」と報じている。実績や求心力があるのは紛れもない事実だろう。

 今季パ・リーグ最下位だった日本ハム。新庄氏が改革の風を呼ぶことができる人物と韓国メディアも見ているが、本当に新監督となるのだろうか――。