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写真集は期待度MAX!! 大胆ビキニにも挑戦したアン・シネが今週日本ツアーに参戦!

金明昱スポーツライター
ゴールドコーストでの1枚(4月9日発売 週刊現代より/撮影:野村誠一)

 今週、熊本で開催される日本女子ツアーのKKT杯バンテリンレディースオープン(4月13~15日)にアン・シネが出場する。

 昨年、日本ツアーに初参戦して、14試合に出場。スタイルの良さを生かしたタイトなウェアとミニスカートを着こなし、ゴルフ界の“セクシークイーン”と呼ばれ、来日前から高い注目を浴びた。

 さらに昨年12月の「Yahoo!検索大賞2017」の発表会では、アスリート部門賞を受賞し、一躍”時の人”となったのは記憶に新しい。

 当初は常に派手な外見ばかりが話題になり、どこか人間味のない印象を受けたのだが、やはり人は見た目だけで判断できないものだ。昨年5月、アン・シネに初めてインタビューした時のエピソードには、かなり驚かされたものだった。

 両親がガンを患い精神的に追い詰められていたこと、ゴルフを続けられるかどうかわからない状態にあったこと、病院に1000万円を寄付した話などを聞かされた時は、彼女のイメージが180度変わったものだ。

参考:日本初独占インタビュー!“セクシークイーン”アン・シネの本音と素顔「病院への寄付は父のため」(前編)

参考:日本初独占インタビュー“セクシークイーン”アン・シネの本音と素顔「誹謗中傷の中で続けた努力」(後編)

4月9日発売 週刊現代より/撮影:野村誠一
4月9日発売 週刊現代より/撮影:野村誠一

 昨シーズンはシード権を獲得できず、QT(予選会)も71位で終わり、ツアー出場権こそ獲得できなかったが、今年も主催者推薦から日本ツアーに出場すると明言した。

 オフのほとんどをオーストラリアのゴールドコーストで過ごし、専属トレーナー帯同の下、トレーニングと練習に励んできた。幼少期をニュージーランドで過ごし、ゴルフを始めたアン・シネにとって、オーストラリアは馴染みのある場所だ。

「ジュニア時代はよくオーストラリアで開催される試合に行っていた」(アン・シネ)こともあり、彼女にとっては過ごしやすく、リラックスできる所でもある。

ただの“アスリート写真集”ではない

 そんな居心地のいい場所で撮影された写真集「Shine」(講談社)が、5月23日に発売されることが決まった。以前から噂されていた写真集がようやく形となった。

 アン・シネ写真集「Shine」/撮影:野村誠一/ 3700円(税抜き)/5月23日発売
アン・シネ写真集「Shine」/撮影:野村誠一/ 3700円(税抜き)/5月23日発売

 カメラマンは巨匠・野村誠一氏。実は筆者も撮影スタッフの一員として同行させてもらい、アン・シネにじっくりと話を聞くことができた。

 4月9日に発売された「週刊現代」に先行で公開されたが、中身は当然、期待してもいい。

 彼女も「週刊現代」の誌面で語っているが、ドレス、ビキニ、ゴルフウェアと多くの衣装に着替えて、積極的に撮影にチャレンジした意欲作となった。

 海やプール、ホテルなど、様々なロケーションの中で撮影を敢行したが、とにかくアン・シネ自身が楽しそうで、かつ大胆だった。

 カメラを持つ野村氏とアン・シネとの掛け合いも良く、“アスリート写真集”の既成概念を壊す出来栄えになっていると想像がつく。

 撮影現場の詳細な様子については、写真集発売前に紹介したいと思うが、とにかく現地でインタビューした筆者にとっても、どれほど反響があるのかが気になるところ。

4月9日発売 週刊現代より/撮影:野村誠一
4月9日発売 週刊現代より/撮影:野村誠一

「後半戦出場が一番の目標」

 とはいえ、本業のゴルフで結果を残すことがもっとも大事なことであることは、アン・シネ自身が一番理解している。

 女子ツアーに主催者推薦で出場できるのは最大で8試合。今年から始まったリランキング制度(賞金シードに漏れた次点の5人や最終予選会の上位約40人らの出場優先順位を獲得賞金額で見直す。年に2回実施)からツアー出場権獲得を狙っている。

「後半戦の試合にすべて出られるように結果を残すことが目標。とにかくベストを尽くします」

 昨年は“時の人”として、ゴルフ界をにぎわせたアン・シネが、次はどのような形で話題を振りまいてくれるのか楽しみだ。

スポーツライター

1977年7月27日生。大阪府出身の在日コリアン3世。朝鮮新報記者時代に社会、スポーツ、平壌での取材など幅広い分野で執筆。その後、編プロなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めたあと、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。11年からは女子プロゴルフトーナメントの取材も開始し、日韓の女子プロと親交を深める。現在はJリーグ、ACL、代表戦と女子ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。

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