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韓国ゴルフ界の”セクシークイーン“ アン・シネの日本初戦がワールドレディスサロンパス杯に決定!

金明昱スポーツライター
アン・シネの日本ツアーの初戦がワールドレディスサロンパス杯に決まった

日本で8試合出場を予定

ついに韓国女子ゴルフ界の“セクシークイーン”が日本に姿を見せる。日本女子ツアーのメジャー初戦、ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップに出場することが決まったのだ。

日本でのアン・シネのマネジメントを担当する株式会社NOWON取締役の松宮由季氏と会い、その事実を確認した。

「これまで日本参戦は表明していましたが、ようやく出場する試合が確定しました。日本女子ツアーのメジャー初戦、ワールドレディスサロンパスカップに出場します」

松宮氏がさらに続ける。

「どの試合から出場するのか、彼女とずっと相談してきました。今年、日本の試合はこのワールドレディスサロンパスカップを含む、8試合の出場を予定しています。現時点でほけんの窓口レディースの出場も決まっています」

待ちに待ったアン・シネの登場。これを聞いて、ホッとしたゴルフファンも多いのではないだろうか。すでに日本ツアー開幕前から多くのメディアを通して、“アン・シネ”の名前と韓国での人気ぶり、セクシーな容姿とスタイルも大きな話題になっていた。

アン・シネは昨年、日本女子ツアーのファイナルQT(予選会)で45位に入り、今季は約20試合ほど出場が可能だったが、今年1月のオフ、韓国メディアに「韓国ツアー7割、日本ツアー3割の比率で出場する」と語っていた。

だが、今季開幕戦のダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメントにはQT45位のランキングでは出場権が下りてこず、翌週のヨコハマタイヤゴルフトーナメントPRGRレディスカップにも出場できなかった。

ツアー関係者からは「第3戦目のTポイントレディスに推薦枠で出場する」と聞いていたが、発表された108人の出場選手の中にアン・シネの名前はなかった。

このまま日本ツアーに出ないのではないか――。そんな中でようやく届いた日本ツアー出場の声。今週は韓国ツアーの「三千里Together Open」に出場し、日本初戦に向けての準備を着々と進めている。

ギャラリーの前でのプレーを楽しみに

アン・シネは韓国ツアー通算3勝の実績を誇る。2015年にはメジャーのKLPGAチャンピンシップで優勝し、19年までシード権を手に入れている。近年、レベルの高まりを見せる韓国女子ツアーで、長らくシード選手としてプレーしてきただけに、安定感はお墨付きだ。徐々に日本の環境とコース、言葉などに慣れてくれば、上位進出も可能だろう。

今後、アン・シネがどれだけ日本で結果を残せるのかは未知数だが、初戦がメジャーのワールドレディスサロンパスカップになったことで、日本のゴルフファンに存在を知らせる絶好の機会になるのは間違いない。

というのも、昨年大会で優勝した米女子ツアー選手のレキシー・トンプソンが今年も出場することが決まり、日本では不動の人気を誇る宮里藍も参戦する。そして、今や日本ツアーには欠かせない“2年連続賞金女王”のイ・ボミを見にくる人も多いだろう。

それだけでも十分、大会の注目度は高いのだが、それに加えて開催時期が5月4~7日のゴールデンウィークということや会場も関東の茨城GCであることから、多いときは1万人近いギャラリーが訪れる。

松宮氏は「多くのギャラリーの前でプレーすることを(アン・)シネはすごく楽しみにしています」と話す。

“美女ゴルファー”としての容姿の話題が先行しがちのアン・シネだが、日本の初戦でどのようなプレーを見せてくれるのか楽しみは尽きない。それに日本のメジャーのセッティングをどう攻略するのかも見てみたいところ。“セクシークイーン”の日本でのブレークを期待したいところだ。

スポーツライター

1977年7月27日生。大阪府出身の在日コリアン3世。朝鮮新報記者時代に社会、スポーツ、平壌での取材など幅広い分野で執筆。その後、編プロなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めたあと、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。11年からは女子プロゴルフトーナメントの取材も開始し、日韓の女子プロと親交を深める。現在はJリーグ、ACL、代表戦と女子ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。

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