元巨人のキャプラー氏がフィリーズ次期監督に就任
フィリーズは現地30日、ゲーブ・キャプラー氏の次期監督就任を正式発表した。
キャプラー氏はMLB在籍12年間の外野手で、タイガースを皮切りに計6球団に所属。2004年にはレッドソックスでワールドシリーズ制覇も経験している。2005年には鳴り物入りで巨人に入団したものの、出場試合38試合で打率.153と期待通りの活躍ができないままシーズン半ばの7月に帰国の途に就いてしまった(その後レッドソックスとマイナー契約を結ぶ)。
2011年にドジャースとマイナー契約を結び招待選手としてキャンプに参加したのを最後に現役生活を終えると、2012年に行われたWBC予選でイスラエル代表のコーチを務めたり、2013年にはFOXスポーツでMLB解説者を担当していた。その後2014年11月にドジャースのマイナー組織を統轄する育成担当ディレクターに就任し、若手選手育成に努めてきた。
42歳のキャプラー氏はマイナーを含め監督およびコーチ経験はなく、フィリーズが大胆な決断を下したのは確かだ。だがこれまで日本のプロ野球に外国人選手として在籍し、MLBで監督を務めた人物はデーブ・ジョンソン氏(元巨人、1372勝1071敗)、チャーリー・マニエル氏(元近鉄、ヤクルト、1000勝826敗)、ケン・モッカ氏(元中日、525勝447敗)、トリー・ロブロ氏(元ヤクルト、93勝69敗)──と皆好成績を残している。
果たしてキャプラー氏は彼らの仲間入りすることができるのだろうか。