ジェフ・コナイン氏が新生マーリンズと決別へ

現役時代のジェフ・コナイン氏(写真:ロイター/アフロ)

 長年マーリンズの顔を務め、現役時代は“ミスター・マーリンズ”として慕われてきたジェフ・コナイン氏が地元紙『Miami Herald』の取材に応じ、デレック・ジーター氏らの新オーナー体制になったマーリンズを去る意志を明らかにした。

 コナイン氏はマーリンズが誕生した1993年から主力選手として活躍し、一度はチームを離れた時期もあったが7年半チームに在籍し、1997年、2003年と2度のワールドシリーズ制覇に貢献している。2007年シーズン終了後に現役引退した後は「球団社長付スペシャル・アシスタント」に就任しマーリンズのフロント入りし、今シーズンまでチームの地域社会活動らに従事してきた。

 マーリンズはMLBオーナー会議で正式に承認を受け、ジーター氏らの新オーナー体制が経営を引き継いだばかり。コナイン氏は新経営陣からオファーがあったことを認めた上で、「この組織に自分の役割を話す場所はない。残念だ。すべてのおいて(自分の役割が)縮小していた。もう自分がいる価値がないように感じた。また別の機会を探すつもりだ」と話した。

 コナイン氏に関しては、マーリンズの売却が合意した当時からその去就が注目されていた。旧オーナー体制下にはコナイン氏を含め、ジャック・マケオン氏、トニー・ペレス氏、アンドレ・ドーソン氏の計4人がスペシャル・アシスタントを務めていたが、ジーター氏からの要請で一度は全員が先月の段階で解雇処分を受けていた。その後コナイン氏、ペレス氏、ドーソン氏の3人は新たな役職で契約を提示されていたのが、コナイン氏は新たな役職に満足できず、チームを離れる決意を固めたようだ。

 「自分は選手として7年半過ごし、この9年間もチームの一員だった。自分は常にマーリンズだと思っているし、このコミュニティの一員だと思っている。またチームに勝ってほしいし、チームがプレーオフやワールドシリーズに進出するのを待ち望んでいる。自分がその一員から外れることは悲しいことだ」

 果たしてペレス氏、ドーソン氏はチームに残るのか、それともコナイン氏に追随するのか、もし3人全員がチームを去るようなことになれば、マーリンズ旧体制は完全に消滅することにもなりかねない。彼ら2人の動向が注目されるところだ。

1993年から米国を拠点にライター活動を開始。95年の野茂投手のドジャース入りで本格的なスポーツ取材を始め、20年以上に渡り米国の4大プロスポーツをはじめ様々な競技のスポーツ取材を経験する。また取材を通じて多くの一流アスリートと交流しながらスポーツが持つ魅力、可能性を認識し、社会におけるスポーツが果たすべき役割を研究テーマにする。2017年から日本に拠点を移し取材活動を続ける傍ら、非常勤講師として近畿大学で教壇に立ち大学アスリートを対象にスポーツについて論じる。在米中は取材や個人旅行で全50州に足を運び、各地事情にも精通している。

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