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3Dプリンター製義手をつけた7歳少女がワールドシリーズで始球式

菊地慶剛スポーツライター/近畿大学・大阪国際大学非常勤講師
ワールドシリーズで始球式を務めることになった義手の少女(mlb.comより)

 MLB公式サイトが13日付けで、1人の少女を紹介する記事を公開している。

 少女の名はヘイリー・ドーソンちゃん、7歳。彼女は利き腕の右手の指が2本しかない状態で生まれてきた。それでもドーソンちゃんは野球が大好きで、3Dプリンターを使った義手を使ってボールを投げる術を身につけた。

 今ではMLB全30球場で始球式を夢見ており、すでに今年6月13日にナショナルズの本拠地球場で大役を務めている。現在も各チームからオファーを待っている状態だが、すでに半数以上のチームから反応が届いている状態だという。

 そんな彼女の元にビッグニュースが舞い込んだ。10月24日に開幕予定のワールドシリーズ第4戦での始球式のオファーが届いたのだ。まさにMLB最高の舞台でドーソンちゃんの夢がまた1つ実現することになった。

スポーツライター/近畿大学・大阪国際大学非常勤講師

1993年から米国を拠点にライター活動を開始。95年の野茂投手のドジャース入りで本格的なスポーツ取材を始め、20年以上に渡り米国の4大プロスポーツをはじめ様々な競技のスポーツ取材を経験する。また取材を通じて多くの一流アスリートと交流しながらスポーツが持つ魅力、可能性を認識し、社会におけるスポーツが果たすべき役割を研究テーマにする。2017年から日本に拠点を移し取材活動を続ける傍ら、非常勤講師として近畿大学で教壇に立ち大学アスリートを対象にスポーツについて論じる。在米中は取材や個人旅行で全50州に足を運び、各地事情にも精通している。

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