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『ラブライブ!虹ヶ咲』1stライブ以来4年ぶりの単独全体声出しライブ 13日から神奈川公演開催

河嶌太郎ジャーナリスト(アニメ聖地巡礼・地方創生・エンタメ)
12月23日・24日に実施した『虹ヶ咲』6thライブ愛知公演の様子

 東京・お台場地区を舞台にした『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』(『虹ヶ咲』)。「ラブライブ!」シリーズの3作目で、2020年と22年にはTVアニメも放送されました。お台場の各施設では『虹ヶ咲』とのコラボが3年以上にわたり断続的に実施され続けており、アニメツーリズム協会の「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」にも選ばれています。

1stライブ以来4年ぶりの全体声出しライブ

 『虹ヶ咲』はTVアニメ化以前から、誌上連載や音楽、ゲームなどの展開が17年から続いていた作品で、19年12月には1stライブも開催しました。それ以降も音楽とゲームを中心に展開が続いていましたが、20年に入りコロナ禍が襲います。TVアニメ化を控えた20年9月には2ndライブが実施され、最後まで有観客ライブが検討されましたが、無観客ライブとなりました。

 その後、21年5月にはTVアニメ1期をテーマにした3rdライブが西武ドームで開催。22年2月には京セラドーム大阪で4thライブ、22年9月にはTVアニメ2期をテーマにした5thライブが開催されました。この間、メンバーの数も9人から12人に増えましたが、コロナ禍で声出しができないライブが続いていました。

 そしてコロナ禍の終わりも見えた23年2月以降、音楽ライブの声出し解禁が相次ぐようになります。『虹ヶ咲』では2月に実施したライブから声出しが再開されましたが、この時はユニットライブであり、メンバー全員が集まる単独ライブではありませんでした。

 そして23年12月、メンバー全員が集まるナンバリングライブとしてはコロナ禍以降初の声出しライブとなる「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 6th Live! I love You You love Me」(6thライブ)が開催されました。ファン待望の声出し単独全体ライブであり、会場となった愛知県常滑市のAichi Sky Expo(愛知県国際展示場)には大勢のファンが集まりました。会場はほぼ満員で、その数は約9000人とも言われています。

声出しできなかった楽曲の再演も

 6thライブでは、23年10月に発売した5thアルバム「Fly with You!!」の楽曲を中心に、ライブで未発表だった20曲以上が初披露されました。23年を通じて『虹ヶ咲』では、1月から3月にかけてのユニットライブ、4月から7月にかけての「にじたび! TOKIMEKI FAN MEETING TOUR」がありましたが、いずれも虹ヶ咲メンバー全員が集まるイベントではないのもあり、6月以降に発売されたOVA曲などの披露はされないままでした。

 それがこの12月の6thライブで満を持して披露された形になります。新曲の披露だけでなく、「L!L!L!」や「Just Believe!!!」など、コロナ禍で発表されたものの声出しできなかった楽曲の再演もありました。音楽ライブといえば観客によるコールも華と言えるのですが、初めて声出しできる様子に会場は盛り上がりました。

 また、コロナ禍にあったものの一つに、規制退場があります。退場時「密」にならないために設けられたものでしたが、『虹ヶ咲』の一部のライブでは、ウィットに富んだ規制退場方法でもファンの話題を集めていました。

 今では1万人に満たないライブ会場では規制退場自体がないことも珍しくなくなりました。そんな中6thライブ愛知公演では、終演後に観客が盛り上がれる楽曲を流すことで、交通事情などから早く帰りたい客と、残ってなるべくライブの余韻を楽しみ続けたい客を自主的に分ける形で、実質的な規制退場を実現する新たな取り組みもありました。

『にじよん』2期が4月から放送

『にじよん あにめーしょん2』のキービジュアル
『にじよん あにめーしょん2』のキービジュアル

 愛知公演2日目には、新情報も発表されました。大きな発表としては『虹ヶ咲』のスピンオフ作品のショートアニメ『にじよん あにめーしょん』の2期の放送が発表したことです。タイトルは『にじよん あにめーしょん2』で、24年4月からTOKYO MXとBS11で放送予定になります。4月の放送に伴い、『虹ヶ咲』のTVアニメ1期と2期が1月から順次再放送しています。

 そして24年1月13日(土)と14日(日)には、6thライブの神奈川公演が横浜市のKアリーナ横浜で実施されます。最大2万人収容できる23年9月にできたばかりの会場で、「ラブライブ!」シリーズの音楽ライブで使用するのは初めてになります。当日券の販売も実施予定で、現在先着チケットが販売されています。神奈川公演でも新発表があると期待されています。第1章が24年公開予定の劇場上映シリーズ3部作の情報など、今後『虹ヶ咲』がどんな展開を見せてくれるのか期待したいところです。

「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 6th Live! I love You You love Me」のキービジュアル
「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 6th Live! I love You You love Me」のキービジュアル

(写真・画像は全てバンダイナムコフィルムワークス提供)

(C) 2022 プロジェクトラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会

(C)プロジェクトラブライブ!にじよん あにめーしょん2 

ジャーナリスト(アニメ聖地巡礼・地方創生・エンタメ)

1984年生まれ。千葉県市川市出身。早稲田大学大学院政治学研究科修士課程修了。「聖地巡礼」と呼ばれる、アニメなどメディアコンテンツを用いた地域振興事例の研究に携わる。近年は「withnews」「AERA dot.」「週刊朝日」「ITmedia」「特選街Web」「乗りものニュース」「アニメ!アニメ!」などウェブ・雑誌で執筆。共著に「コンテンツツーリズム研究」(福村出版)など。コンテンツビジネスから地域振興、アニメ・ゲームなどのポップカルチャー、IT、鉄道など幅広いテーマを扱う。

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