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J1リーグ、「ラスト4」。中村俊輔不在の横浜F・マリノスは逃げ切れるのか?

川端暁彦サッカーライター/編集者
残り4節で首位に立つのはトリコロールの伝統クラブ。逃げ切れるか?(写真はカモメ)

J1リーグは11月10日(日)に第31節(全34節)を迎える。残り4試合というクライマックスに差し掛かったリーグの行方をあらためて占いつつ、この節を展望してみたい。

中村俊輔、倒れる!?

11月1日、Jリーグ界隈に衝撃が走った。横浜F・マリノスの重鎮・中村俊輔が胆のう炎により入院したからだ。中村は7日に退院し、部分的に練習にも合流しているが、戻って来るのは次々節からとなるだろう。首位に立つ今季の横浜FMが「俊輔のチーム」であることは衆目の一致するところだけに、支柱を欠いて臨む今週末の名古屋戦は紛れもない正念場だ。本来ボランチの中町公祐をトップ下に上げる布陣は守備面での強さは計算できるだけに、攻撃面がポイントとなるだろう。

残り4節という段階でその首位を勝ち点「2」の差で追う3位・浦和は仙台とのアウェイ戦。ナビスコカップで優勝を逸したとはいえ、それを引きずりたくはないところ。横浜FMと3位・広島が13時からのゲームなのに対し、浦和は19時から。プレッシャーを感じながらのゲームとなりそうだ。そして3位・広島は、ナビスコカップで浦和を破って頂点に立った柏と対戦する。似たサッカーをする浦和を下したイメージが残っている柏とのアウェイマッチは、必然的に厄介なものとなりそうだ。

第31節(11月10日)予定

13:00 FC東京 − C大阪 (味スタ)

13:00 横浜FM − 名古屋 (日産ス)

13:00 湘南 − 鹿島 (BMWス)

13:00 柏 − 広島 (柏)

16:00 鳥栖 − 磐田 (ベアスタ)

16:00 大分 − 新潟 (大銀ド)

19:00 大宮 − 甲府 (NACK)

19:00 川崎F − 清水 (等々力)

19:00 仙台 − 浦和 (宮城ス)

第30節を終え、「あと4節」の段階となったJ1リーグの勝ち点分布は以下のとおり。

J1リーグ勝点表

勝点:チーム名

59:横浜FM

58:

57:浦和

56:広島

55:

54:

53:鹿島

52:

51:

50:C大阪

49:

48:FC東京、川崎F

47:

46:

45:

44:仙台、清水

43:新潟

42:

41:柏

40:名古屋

39:大宮

38:

37:

36:鳥栖

35:

34:

33:

32:

31:甲府

30:

29:

28:

27:

26:(これ以下がJ2降格)

25:湘南

24:

23:

22:

21:

20:磐田

(中略)

13:大分(降格確定)

13位・大宮はいまだに泥沼を抜け出せていない。残留は決定済みとはいえ、このまま全敗でシーズンを終えるようなことは来季を考えても厳に避けたいところである。その大宮の対戦相手は15位・甲府である。残留争いはこの甲府と16位・湘南のデッドヒートと言うべき情勢だ。勝ち点「6」の差は大きいが、湘南にとって絶望するような差でもあるまい。幸いにもキックオフ時間が甲府より早い。鹿島に勝って、甲府に重圧をかけたい。

そして、この第31節で17位・磐田が敗れるか引き分けた場合、あるいは甲府が勝利した場合、磐田の降格が決まる。対戦相手は鳥栖。勝利以外の道はない。

サッカーライター/編集者

1979年8月7日生まれ。大分県中津市出身。2002年から育成年代を中心とした取材活動を始め、2004年10月に創刊したサッカー専門新聞『エル・ゴラッソ』の創刊事業に参画。2010年からは3年にわたって編集長を務めた。2013年8月をもって野に下り、フリーランスとしての活動を再開。古巣の『エル・ゴラッソ』を始め、『スポーツナビ』『サッカーキング』『サッカークリニック』『Footballista』『サッカー批評』『サッカーマガジン』『ゲキサカ』など各種媒体にライターとして寄稿するほか、フリーの編集者としての活動も行っている。著書『2050年W杯日本代表優勝プラン』(ソルメディア)ほか。

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