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3月1日『NHKプラス』が開始 さっそくID登録できない状態が続く…現在は再開15:30

神田敏晶ITジャーナリスト・ソーシャルメディアコンサルタント
出典:NHK

KNNポール神田です。

【追記】2020/03/01 18:00 アクセスできるようになりました!

出典:NHK
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https://plus.nhk.jp/info/

登録が終わると『NHKプラス』の視聴が可能となる…。後日のハガキで正式登録

■【要確認!】『NHKプラス』利用者情報のプライバシー設定方法 【設定】>【プライバシー】

https://plus.nhk.jp/

オプトイン(事前承諾性)ではなく初期設定では、利用者情報は収集されているので、プライバシーが気になる方はオプトアウトが必要。

NHKプライバシー設定画面(PC) 出典:NHK
NHKプライバシー設定画面(PC) 出典:NHK

□『NHKプラス』の歯車の『設定』メニューで、操作ログや設定情報など、番組視聴の履歴以外の利用者情報の計測をオフにできる。

ブラウザやアプリからの利用時にプライバシー設定を変更できる。

AdobeAnalyticsのオプトアウトの方法

出典:NHK
出典:NHK

NHKのインターネット放送『NHKプラス』が、本日、2020年03月01日よりはじまった。

試験期間は、 3月31日まで。午前7時から午前0時までの1日17時間だ。

2020年04月01日(水)より午前6時から翌日午前0時まで1日18時間程度となる。

□「https://news.yahoo.co.jp/byline/kandatoshiaki/20200120-00159643/ NHKのインターネット放送『NHKプラス』は受信料負担?

■『ただいま、アクセス集中しております』

出典:NHK
出典:NHK

NHKプラス』アプリをダウンロードし、『ID登録手続き』をしようとすると、さっそくアクセスが集中し、試験期間とはいえ初日から対応できていない…。

そのアクセス集中の理由を筆者が勝手に推測すると、ID登録のプロセスの負荷が考えられそうだ…。

ID登録のプロセス 出典:NHK
ID登録のプロセス 出典:NHK

現在、『NHKプラス』の利用には2段階の登録手続が必要だ。

まず、最初にID登録と同時に、『メールアドレス』『受信者契約者氏名』『住所』『電話(任意)』『お客様番号(任意)』『ログインID』『パスワード』『秘密の質問と答え』が必要だ。

そして、その後、受信契約の確認後契約者住所にはがきが届き、そのハガキの『確認コード』を入力して、利用登録が完了となる。

この最初のプロセスで、時間がかかり、アクセスの需要に対して、サーバ側が処理ができない状況に陥っているのであろう。しかも日曜日で在宅学習や在宅勤務要請されている期間もかさなってしまった。

アクセスが減れば、改善されるものと思われる。

■視聴できない番組の多さが、今後問題になるだろう…

サンドのお風呂いただきます は放送できない? 出典:NHK
サンドのお風呂いただきます は放送できない? 出典:NHK

基本的に、サイマル同時放送である『NHKプラス』の利点は、テレビの受信器がないところでも、ライブで視聴できるところでもある。しかし、同時に権利関係の問題で配信されないという大人の事情も問題になることだろう。

サンドのお風呂いただきます』の番組は、『グレープカンパニー』所属の『サンドイッチマン』の冠番組。他にも『吉本興業』の所属タレントも多く出演中だ。

現在のNHKの番組は、他の民放と同様『ジャニーズ』や『よしもと』タレントの依存度は非常に高い。そして、テレビ放送での契約はあれど、インターネットまでを包括した契約は少ない。特にテレビと同時のサイマル配信の『NHKプラス』ではその放送時間帯はずっと、この『現在放送中の番組は配信されていません』を配信され続ける。

公共放送としては、配信できないようなタレントや配信権利のない番組を制作しなければよいのではないだろうか?今後、すべて配信できる権利のある番組制作でなければ、国民に『NHKプラス』の視聴体験はきっと根付かないだろう。

スマートフォンで配信されていない時間を次の配信時間までじっと待っている視聴者なんてもはや存在しない。

むしろ、その間に『NHK防災ニュース』などのアプリを使うことだろう。さらに、Eテレの番組であれば『NHK for School』で十分毎日楽しめしかも年代を設定しなくても使え、『NHK WORLD』で英語の勉強もできる。配信できない放送時間はこれらのネット配信番組で隙間を埋める努力をすべきだろう。

ITジャーナリスト・ソーシャルメディアコンサルタント

1961年神戸市生まれ。ワインのマーケティング業を経て、コンピュータ雑誌の出版とDTP普及に携わる。1995年よりビデオストリーミングによる個人放送「KandaNewsNetwork」を運営開始。世界全体を取材対象に駆け回る。ITに関わるSNS、経済、ファイナンスなども取材対象。早稲田大学大学院、関西大学総合情報学部、サイバー大学で非常勤講師を歴任。著書に『Web2.0でビジネスが変わる』『YouTube革命』『Twiter革命』『Web3.0型社会』等。2020年よりクアラルンプールから沖縄県やんばるへ移住。メディア出演、コンサル、取材、執筆、書評の依頼 などは0980-59-5058まで

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