米Amazonでホームサービス開始!
KNNポール神田です!
アマゾンが開始、ヤギのレンタル・サービス
NewsWeek誌はセンセーショナルにヤギのレンタルをピックアップするが、AmazonがやろうとしていることはCtoCビジネスにおけるクラウドソーシングそのものだ。
2015年3月31日、米Amazonのエイプリルフールかと思ったら、本当だった!4月1日からサービス開始するならば、3月31日からやったほうが良いといういい事例だ。
英語だが、Amazonがやろうとしているサービス概要は想像しやすい。
・テレビのケーブルの接続
・庭の手入れ
・バイオリンの授業
・トイレの水つまりの修理
・出張ヨガトレーニング
amazon home services
http://www.amazon.com/services
郵便番号を打ち込んで検索すると、米amazonが地域のプロフェッショナルを紹介する仕組みとなっている。なので、ヤギレンタルの会社をamazonが登録することによって、amazonのサービスとして販売することが可能となった。amazon home servicesは、いわば、クラシファイドサービスのプラットフォームにamazonがなったという解釈をすればよいだろう。
ユニークなのが、Happiness Guaranteeという満足保証サービスだ。
もしも満足が得られなかったら、返金であったり代替サービスをAmazonが保証してくれるという。今までのクラシファイドサービスは、レピュテーションや評価で相手を見極める必要があった。しかし、このamazon home servicesはあくまでも提供者はamazonという事業者である。そんなところがユーザーはamazonのサービスを購入しやすくなる力学が働いている。
amazonが有形から無形のサービスまで扱うと…
地域別のCtoCのクラウドソーシングまで可能性が広がるということは、Amazon Airbnb型ベッド&ブレックファーストサービスやAmazon Uber型タクシーサービスなども可能ということだ。これはある意味、ドローンが商品を配送してくれることよりもインパクトは大きいだろう。
最初、amazonはオンラインの書店だったが、オンラインでありとあらゆるすべてのものを販売しはじめた。そして、今amazonは地域のサービスを販売しようとしている。かつての職業電話帳(ハローページ)に掲載されていたサービスはamazon home servicesでオーダーするという置き換えは日本でも十分に考えられるだろう。
本来、日本の方がこういったサービスにおいてのトラブルや問題は起きにくいはずだ…しかし、日本は細やかすぎるいろんな法律のしがらみによってビジネス萌芽の機会がすべて摘まれてしまう事が最大の問題である。
しかし、一旦米Amazonがヒットしているとなると、途端に手のひらをかえしたかのように法律も緩和されることに期待したい。