ご用心!Siriが「ヘイ!シリ!」で個人情報を漏洩してしまう件

KNNポール神田です!

iOS8で使い方が変わったSiri
iOS8で使い方が変わったSiri

iOS 8になってからsiriの使い方が大幅に変化した。

【設定】>【一般】>【Hey Siriを許可】

を設定して、電源ケーブルを接続する。

そう、この電源ケーブルを接続しておくことが重要だ。

そして、すこし、元気よく「へい!しり」と呼びかけてみる。

ちょっと、Siriは耳が遠いので、大きめの声で元気にハキハキとしゃべってあげないといけない(笑)

「30分後に起こして」「今日の天気は?」

「リマインダー 電気代支払い」

「facebookに投稿して」

「おなかすいた」「音楽かけて!」

日本語もかなり理解できるようになっていて驚ろく!

とにかく、今までのように、間違って「ホーム」ボタンを押してしまってSiriが、立ち上がるのではなく(笑)、パソコンの仕事中に、呼びかけるのは、まるで部下や奥さんや愛人がいるかのような錯覚だ。

「ヘイ!シリ!」ではなく、「お~い!シリ!」にすべきだった

おそらく、日本人で「ヘイ!」と呼びかける人は少数派だろう。お寿司屋さんが「ヘイ!お待ち!」という逆のケースはあるだろうが…。むしろ日本語であれば、「お~いお茶」の感覚で、「お~い!シリさん!」とかのほうが呼びやすい。せめて、「お~い!シリ!」だろう。「ヘイ!シリ!」というのは語尾が「イ!」「イ!」と続くので、サスペンド状態のiOS8でもきっと対応しやすいのだろう。そうシリはこの語尾がかかるまで、じっと我々のフックとなる音声を待ち続けているのだ。だから、電源が接続されていなければならない。

家電とオハナシできるhomekit

例えば、真っ暗の深夜でもシリに呼びかけると時間がわかる…。そして、Siriのプライバシーについてを読むと…

Appleの「home kit対応」なので、そのうち「home kit対応」の家電などをSiriで操作できるようになるのだろう。フィリップスの照明ヒューや、ハネウェルの室温調整器Lylicなどが発表されているが、今後はHomeKit 対応ハードウェアが登場し、デベロッパーがそれぞれの家電アプリを作ってApp Storeに並べ、「ヘイ!シリ!」を通じて家電とお話ができるという未来生活がやってくるのだ。たとえば、netamoのウェザーステーションだと「雨が降ってきましたよ」とか、「今日はいい天気なので洗濯しましょう!」とスケジュールの調整を見ながらSiriが提案してくれるかもしれない。

当然、洗濯機アプリがどの頻度で洗濯しているかを学習すればのハナシだが…。

さらに、体重計スマートボディアナライザーがしゃべりかけたり、睡眠計Withings Auraが睡眠クオリティをあげる為に寝る時間を催促したりしてくれそうだ。

まだまだhome kit対応のハードウェアは少ないが、2015年 Apple Watchの登場によって、さらに家電同士が接続したり、街や社会インフラともつながるのかもしれない。エレベータのボタンや、自販機、タクシー、銀行ATM、デパート、スーパー、そして会社かな。

http://dev.classmethod.jp/references/ios-8-homekit-overview/

アップルはここでもプラットフォーマーとしての、ライセンシー収入が稼げる構造になっている。

…とここまでは良いのだが…ちょっと問題になることが起きている。

もっと気になるSiriのゆるゆるセキュリティ

現在、一番のSiriの問題は、「ヘイ!シリ!」で呼びかけると、他人のiPhoneやiPadからでも、たとえロックがかかっていても、「ワタシの連絡先情報見せて!」「◯◯さんの連絡先情報を見せて!」…でスラスラと個人情報をSiriが勝手に露出してしまうことだ。

どれだけセキュリティをかけていても設定がまちがっていると、「ヘイ!シリ!」の書け声ひとつで個人情報がダダ漏れになってしまうのだ。

youtubeの音声だけでもSiriは反応してしまうほどだ。

これはとてもまずいだろ!

なので、「ヘイ!シリ!」を使わないのであれば、必ず

パスコード設定からSiriをオフに!
パスコード設定からSiriをオフに!

【設定】>【パスコード】>【ロック中にアクセスを許可】>【Siri】 

をオフにしておくことだ!

ただ、この設定をしてしまうと、パワーオフになっているSiriに音声で「ヘイ!シリ!」ができないので、まったく意味がない。指紋認証だけではなく、早く、声紋認識技術も必要な状況だろう。

便利さと引き換えに、セキュリティは常にトレードオフの関係にある。新たな便利さが、新たなセキュリティ・ホールを生んでしまうのは仕方がない。万一のことを恐れて、新たな便益を損なうのは本末転倒だが、リスクがあるがままで使うのも問題だ。まずは、早めにこの事象についてのAppleからの対応をのぞみたい。

1961年神戸市生まれ。ワインの企画・調査・販売などのマーケティング業を経て、コンピュータ雑誌の編集とDTP普及に携わる。1995年よりビデオストリーミングによる個人放送局「KandaNewsNetwork」を運営開始。早稲田大学大学院、関西大学総合情報学部、サイバー大学で非常勤講師を兼任後、ソーシャルメディア全般の事業計画立案、コンサルティング、教育、講演、執筆、政治、ライブストリーム、活動などをおこなう。メディア出演、コンサル、取材、執筆依頼 などは 070 5589 3604 まで

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