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ラスベガスCESの元気が日本に伝わる!PARROT社のまるでトイストーリーのようなガジェット

神田敏晶ITジャーナリスト・ソーシャルメディアコンサルタント
疾走するPARROT社の”SUMO(右)”と”Mini Drone(左)”
疾走するPARROT社の”SUMO(右)”と”Mini Drone(左)”

PARROT社からプレスリリースが届いた。

ラスベガスCESのPARROTブースにぜひ来て欲しいという案内だった。

残念ながらボクは日本にいる。

PARROT社は、今まで、Bluetooth技術のスピーカーやヘッドフォンのイメージと、大きなラジコンライクのオモチャのAir Droneだったのが、この映像を見た瞬間に概念が完全に変わった!

映像を見て心踊らされた! ついにここまで来たのか?

まるで、初めて映画「トイ・ストーリー」を見ているかのようだ。そのようなCG…いやもうそれは、現実になっている。

マシンが生き生きとしているではないか! コンパクトになって機敏になった空飛ぶ”Mini Drone" そして、80cmジャンプしその衝撃にたえられるという”SUMO” このコンビは、楽しそうだ。スマホでコントロールできるカメラでモニタリングできる。SUMOに関しては、何か挟めるような機能もありそうだ。もう、これはディズニー本体で映画を作ったりして、テクノロジーと共にシンクロしてプロモーションして欲しいほどだ。

また、"FlowerPower"という植物をスマホでコントロールするデバイスもユニークだ。

天気、温度、土壌、水湿度をコントロールして植物の健康状態をモニタリングできる。つまり物いわぬ植物の健康状態を鉢ごとにスマホで管理できるデバイスなのだ。

これらのガジェットデバイスが沢山売れるとさらに進化したバージョンが登場し、スマホ連動してくると何が起きるのか?リドリー・スコットの映画「プロメテウス」のような偵察ロボットは、mini droneの進化でわかるだろうし、人間が入ることが出来ない原子炉建屋の内部をすぐに撮影してくることが可能だろう。FlowerPowerのようなデバイスを土壌でモニタリングすれば、汚染状況が簡単に知ることができる。

CESは消費者家電ショウという、一般消費者向けの家電ショウだが、すでに家電やスマホ、クルマ、テレビ、コンピュータ、それらの境はきわめて限りなくなくなりつつある。すべてがシームレスにつながりはじめている。人の生活にまつわる360度を便利に楽しく快適にサポートするものがすべて家電なのかもしれない。

ITジャーナリスト・ソーシャルメディアコンサルタント

1961年神戸市生まれ。ワインのマーケティング業を経て、コンピュータ雑誌の出版とDTP普及に携わる。1995年よりビデオストリーミングによる個人放送「KandaNewsNetwork」を運営開始。世界全体を取材対象に駆け回る。ITに関わるSNS、経済、ファイナンスなども取材対象。早稲田大学大学院、関西大学総合情報学部、サイバー大学で非常勤講師を歴任。著書に『Web2.0でビジネスが変わる』『YouTube革命』『Twiter革命』『Web3.0型社会』等。2020年よりクアラルンプールから沖縄県やんばるへ移住。メディア出演、コンサル、取材、執筆、書評の依頼 などは0980-59-5058まで

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