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【NHL】え!? 始球式なのに「ピッチャー第2球を投げました!」って、どういうこと?

加藤じろうフリーランススポーツアナウンサー、ライター、放送作家
ナショナルズパークでの始球式に挑んだアレックス・オベチキン(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 頂上決戦となるプレーオフのスタンレーカップ ファイナルで、ベガスゴールデンナイツを下し(4勝1敗)、初優勝を飾った ワシントン キャピタルズのコーチや選手たちが、同じワシントンD.C.をホームタウンとする、MLBの ワシントン ナショナルズに招待され、昨日(現地)の対サンフランシスコ ジャイアンツ戦に駆けつけました。

▼スタンレーカップと一緒にナショナルズパークへ

 試合開始に先立ち、キャピタルズの選手たちは、スタンレーカップ(NHLの優勝トロフィー)を携え、ナショナルズパークのロッカールームを訪ねて記念撮影。

 続いて試合開始前には、スタンドのナショナルズファンにも、スタンレーカップを披露し、大きな声援を浴びました。

▼MVPのオベチキンが始球式

 試合開始時間が近づくと、コンスマイストロフィー(プレーオフMVP)に輝いたキャプテンの アレックス・オベチキン(FW・32歳)が、ナショナルズのユニフォームを着てマウンドへ。

 スタンドに詰め掛けた38000人のファンから「オビー(オベチキンのニックネーム)」コールが飛び交う中、オベチキンはファーストピッチ(始球式)に臨みましたが、、、

 キャッチャーを務めた一昨季のナショナルリーグ最多勝投手マックス・シャーザーがジャンプしても届かない「大暴投!」

▼「ピッチャー第2球を投げました」!?

 「これじゃ納得がいかない!」とばかりに、オベチキンは「もう1球!」とリクエスト。

 始球式では前代未聞の(!?)「第2球」を投じると、今度はボールがキャッチャーミットに。

 スタンドのファンへガッツポーズを披露していました。

▼NHLのMVPも、野球のセンスは「・・・」

 オベチキンは、これまでにもファーストピッチに登場しましたが、ボルティモア オリオールズのホームゲームに招かれた時も、、、「大暴投!」

 

 上の動画では、同じ日の試合前にバッティング練習に挑んだ姿も紹介されていましたが、ロシアの生まれとあって、NHLのMVPも野球のセンスは・・・。

 「天は二物を与えず」ということかもしれません。

フリーランススポーツアナウンサー、ライター、放送作家

アイスホッケーをメインに、野球、バスケットボールなど、国内外のスポーツ20競技以上の実況を、20年以上にわたって務めるフリーランスアナウンサー。なかでもアイスホッケーやパラアイスホッケー(アイススレッジホッケー)では、公式大会のオフィシャルアナウンサーも担当。また、NHL全チームのホームゲームに足を運んで、取材をした経歴を誇る。ライターとしても、1998年から日本リーグ、アジアリーグの公式プログラムに寄稿するなど、アイスホッケーの魅力を伝え続ける。人呼んで、氷上の格闘技の「語りべ」 

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