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Asia League's Former NHLers 1st All-Star Team

加藤じろうフリーランススポーツアナウンサー、ライター、放送作家
Jamie ”Noodle” Mclennan(Photo:Jiro Kato)

 2003年11月15日に、苫小牧と横浜で最初の試合が行われたアジアリーグアイスホッケーは、今日で創設15年目。

 近年こそ「大物助っ人」と呼ばれる外国人選手が見られなくなりましたが、これまでの歴史を振り返ると、NHLで活躍した選手も数多くやってきました。

 創設15年目を迎えたのに際し、アジアリーグが始まってからやって来たNHL選手たちの中から12人を厳選して、歴代アジアリーグ助っ人選手のオールスターチーム(ベスト6)を紹介します。まずはじめに「1st All-Star Team」の発表です。

▼GOALTENDER

ジェイミー・マクレナン(NHL通算254試合出場)

アジアリーグ通算成績(レギュラーシーズン):日本製紙クレインズ(在籍1季)14試合7勝7敗

シーズン途中の2007年11月に契約を結び、クレインズの守護神に。プレーオフでは、前年の覇者SEIBUプリンスラビッツ相手に好セーブを連発。チームをファイナルへ導いた

Jamie McLennan(Photo:Jiro Kato)
Jamie McLennan(Photo:Jiro Kato)

▼DEFENSEMAN

リカルド・パーソン(NHL通算229試合出場)

アジアリーグ通算成績:王子イーグルス(在籍2季)62試合23ゴール42アシスト ベスト6選出1回

祖国のスウェーデンや北米で活躍した後、38歳で来日。

堅実な守備とともに、正確無比なシュートを武器に攻守両面で勝利に貢献

Ricard Persson(Photo:Jiro Kato)
Ricard Persson(Photo:Jiro Kato)

スティーブ・マッケンナ(NHL通算373試合出場)

アジアリーグ通算成績:カンウォンランド(名称変更後のHigh1を含め在籍2季)-チャイナシャークス(在籍1季)99試合8ゴール39アシスト

身長203センチの大型DF。北米ではファイターを担っていたが、アジアではDFのリーダー役。現役時代にオーストラリア男子代表監督も務めた

Steve McKenna(Photo:Jiro Kato)
Steve McKenna(Photo:Jiro Kato)

▼FORWARD

エサ・ティッカネン(NHL通算877試合出場・スタンレーカップ5回獲得)

アジアリーグ通算成績:ハルラウィニア(当時・在籍1季)30試合8ゴール17アシスト

ウェイン・グレツキーらとともに、エドモントンオイラーズ黄金期の主力FWとして活躍。

3季のブランクを経てハルラと契約を結ぶと、ビョン・ソンウク監督を差し置いて(!?)ベンチの中で指示を出すシーンも。

Esa Tikkanen(Courtesy : @tikitalk10)
Esa Tikkanen(Courtesy : @tikitalk10)

デレク・プラント(NHL通算450試合出場・スタンレーカップ1回獲得)

アジアリーグ通算成績:クレインズ(在籍2季)59試合48ゴール74アシスト

来日初年度にアシスト王とポイント王に輝く。

翌年はケガに泣きタイトルは逃したが、ファイナルの全試合でポイントを記録し、ライバルの西武を倒した立役者となった。

クロード・ルミュー(NHL通算450試合出場・スタンレーカップ4回獲得)

アジアリーグ通算成績:チャイナシャークス(在籍1季)2試合1アシスト

コンスマイストロフィー(プレーオフMVP)を手にした実績を誇った男が、5季ぶりの現役復帰を決意して、チャイナシャークスの一員に

試合感を取り戻すため2試合だけプレーをした後、北米へ戻って、サンノゼシャークスと契約したが結果を残せず、シーズン終了後に引退した。

Claude Lemieux(Courtesy : @sjsharkshistory)
Claude Lemieux(Courtesy : @sjsharkshistory)

Asia League's Former NHLers 2nd All-Star Team」へ続きます。

フリーランススポーツアナウンサー、ライター、放送作家

アイスホッケーをメインに、野球、バスケットボールなど、国内外のスポーツ20競技以上の実況を、20年以上にわたって務めるフリーランスアナウンサー。なかでもアイスホッケーやパラアイスホッケー(アイススレッジホッケー)では、公式大会のオフィシャルアナウンサーも担当。また、NHL全チームのホームゲームに足を運んで、取材をした経歴を誇る。ライターとしても、1998年から日本リーグ、アジアリーグの公式プログラムに寄稿するなど、アイスホッケーの魅力を伝え続ける。人呼んで、氷上の格闘技の「語りべ」 

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