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【平昌パラリンピック】メダル獲得を狙う日本代表の強化合宿に、元アイスホッケー日本代表GKの姿が!

加藤じろうフリーランススポーツアナウンサー、ライター、放送作家
地元の岡谷東高校の生徒から手作りの祝福が!(Photo:Jiro Kato)

 先月9日(現地時間)からスウェーデンで行われた「ピョンチャンパラリンピック最終予選」で、二大会ぶりの出場権を手にしたパラアイスホッケー(旧アイススレッジホッケー)日本代表が、昨日から第7次強化合宿を行っています。

▼高校生からのプレゼント&市長からの激励!

 以前から日本代表の活動拠点となっているやまびこスケートの森(長野県岡谷市)には、地元の岡谷東高校の生徒たちから、祝福の横断幕(タイトル写真)などが贈られたのに続いて、今日は今井竜五岡谷市長がリンクを訪れ、パラリンピックの出場権獲得を祝うとともに、メダル獲得へ向けた激励をする予定となっています。

▼攻守両面でレベルアップ!

 海外勤務のため帰国できなかった中北浩仁(こうじん)監督に代わって、精力的に練習を指導していた町井清コーチは、「最終予選では2位になりましたけれど、(パラリンピックでは)もっと強いチームと対戦することになるので、攻めも守りもレベルアップが必要」と、ピョンチャン行きの切符を手にしても浮かれることなく、次の目標へ視線を向けていました。

町井清コーチの練習メニューを真剣に聞く日本代表の選手たち(Photo:Jiro Kato)
町井清コーチの練習メニューを真剣に聞く日本代表の選手たち(Photo:Jiro Kato)

▼GKのレベルアップも必須

 町井コーチの言葉どおり、ピョンチャンでの強豪チームとの対戦へ向けては、GKのレベルアップも必須となります。

 昨日から始まった強化合宿に参加しているGKは、全部で3選手。

 最終予選で勝利の立役者となった「フクちゃん」こと福島忍(60歳)

 その福島に誘われたのが縁となり、パラアイスホッケーのGKとなった望月和哉(36歳)

 さらに、プレーヤーからGKに転向し、パラアイスホッケーでは珍しいライトハンドキャッチ(右手にゴーリーミットをつけてプレーする)がウリの廣瀬進(45歳)という顔ぶれです。

▼元アイスホッケー日本代表GKがコーチに!

 3人のGKたちにとって心強いのは信田憲司コーチ(現中央大学コーチ)の存在!

 国土計画に在籍していた信田コーチは、現役時代に日本リーグのベストGK賞に輝き、日本代表のGKとしても活躍。

 引退後は指導者に転じて、U20男子代表や女子日本代表を率いて世界選手権に臨んだのをはじめ、豊富な指導歴を誇るコーチです。

真剣な眼差しで選手の指導にあたる信田憲司コーチ(Photo:Jiro Kato)
真剣な眼差しで選手の指導にあたる信田憲司コーチ(Photo:Jiro Kato)

 強化合宿初日の練習から、GKだけに限らず、全体練習でも精力的な指導をしていた信田コーチ。

 男子、女子、さらにジュニアや学生など、様々なカテゴリーで豊富な指導歴を誇るだけに、パラアイスホッケー日本代表のメダル獲得へ向けて、その手腕に期待が集まります。

 

フリーランススポーツアナウンサー、ライター、放送作家

アイスホッケーをメインに、野球、バスケットボールなど、国内外のスポーツ20競技以上の実況を、20年以上にわたって務めるフリーランスアナウンサー。なかでもアイスホッケーやパラアイスホッケー(アイススレッジホッケー)では、公式大会のオフィシャルアナウンサーも担当。また、NHL全チームのホームゲームに足を運んで、取材をした経歴を誇る。ライターとしても、1998年から日本リーグ、アジアリーグの公式プログラムに寄稿するなど、アイスホッケーの魅力を伝え続ける。人呼んで、氷上の格闘技の「語りべ」 

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