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【NHL】2連覇を祝う優勝パレードに65万人!でもピッツバーグファンの願いは3連覇より「初優勝」!?

加藤じろうフリーランススポーツアナウンサー、ライター、放送作家
移籍の噂も一服!? スタンレーカップを携えてMLBの試合に駆けつけたフルーリー(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

「スタンレーカップファイナル」第6戦で、ナッシュビルブレデターズを下し、2連覇を達成したピッツバーグ ペンギンズの優勝パレードが、昨日(現地時間)ピッツバーグのダウンタウンエリアで行われました。 

▼ペンギンズフィーバー!

前日にはMLBのパイレーツの試合に招かれ、キャプテンのシドニー・クロスビーが、キャッチャーにロン・ヘインジーを就かせて、ファーストピッチ(始球式)を行ったのに続いて、

選手やコーチ、チームスタッフも参加して、市内のダウンタウンエリアで優勝パレードを実施。

現地のスポーツメディアによると、パレードに駆けつけたファンの数は「65万人!」

この数字は、「40万人」と発表された昨年の優勝パレードより多いだけでなく、ピッツバーグ市の人口「30万5000人」を大きく上回る “ペンギンズフィーバー” になりました。

▼ファンの願いは3連覇より「初優勝」!?

ファンからの祝福を目の当たりにしたピッツバーグの選手たちは、チーム史上初の3年連続優勝への意気込みも口にしていましたが、地元のファンの願いは、3連覇よりも「初優勝」かもしれません!?

というのは、ピッツバーグは今季で5度目のNHLチャンピオンに輝きましたが、優勝を決めたのは「全てロードゲーム」

他のメジャースポーツチームに目を転じても、まずNFLのスティラーズは、これまで6回栄冠に輝いていますが、NFLのチャンピオンを決めるスーパーボウルは、出場チームのホームスタジアムで必ず開催するわけではないため、地元での優勝は一度もなし。

MLBのパイレーツは、1960年のワールドシリーズ第7戦でサヨナラ勝ちを演じ、当時のフォーブスフィールドでチャンピオンに輝いたあと、1970年代の2度の優勝(1971年、79年)は、いずれも対戦相手のボルチモアでの試合で決めたもの。

そのため、ピッツバーグのメジャースポーツチームは、パイレーツが3度目の優勝を果たした「1960年10月3日」を最後に、地元ファンの目の前で歓喜の瞬間を迎えていないのです。

既に消滅したABA(アメリカンバスケットボール アソシエーション)のパイパーズ(当時の名称)を加えても、「1968年5月4日」にシビックアリーナ(後のメロンアリーナ)で優勝したのが最後!

それだけに、ピッツバーグのスポーツファンは、ペンギンズの3連覇にも増して、きっと地元での「初優勝」を願っているはずです。

フリーランススポーツアナウンサー、ライター、放送作家

アイスホッケーをメインに、野球、バスケットボールなど、国内外のスポーツ20競技以上の実況を、20年以上にわたって務めるフリーランスアナウンサー。なかでもアイスホッケーやパラアイスホッケー(アイススレッジホッケー)では、公式大会のオフィシャルアナウンサーも担当。また、NHL全チームのホームゲームに足を運んで、取材をした経歴を誇る。ライターとしても、1998年から日本リーグ、アジアリーグの公式プログラムに寄稿するなど、アイスホッケーの魅力を伝え続ける。人呼んで、氷上の格闘技の「語りべ」 

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