人気YouTuberの猫「ぶるる」と「べるる」がドミノ挑戦 獣医師が注目する3つのポイントは?

画像提供:Cat Navi Desk

ねこナビのYouTubeチャンネル「Cat Navi Desk」で呼び鈴を鳴らす猫たちは人気ですね(2匹の猫ちゃんが呼び鈴を鳴らしてご飯を食べる動画がYouTubeで再生回数700万回以上)。

そんな「ご飯ください」の猫たちが、今度はドミノに挑戦。この動画も500万以上の再生回数を叩き出しています。獣医師の目から見て、この行動の凄さと面白さを読み解きます。

登場人物の紹介

向かって左側

・キジトラの「ぶるる」くん

・オス(去勢手術済 動画で確認)

向かって右側

・白黒の「べるる」くん

・オス(去勢手術済 動画で確認)

「ねことドミノ」の動画の凄さ

私たち獣医師は、猫の動画をただ、可愛いといって見ているわけではありません。「ぶるる」くんと「べるる」くんは楽しんでやっているのかを気にしています。一緒に、以下の3つのポイントを観察してくださいね。

1、瞳孔が縮瞳しているか?

2、耳が立っているか?

3、オッポが立っているのか?

1、瞳孔が縮瞳しているか?

猫がリラックスしているときは、瞳孔が細くなっています。

動画を見る限り、目が全部真っ黒になって瞳孔が開いた状態になっていません。ですから、「ぶるる」くんも「べるる」くんも楽しんでやっていますね。猫は、明るい部屋にいても、興奮すると瞳孔が開きます。そのときに触ると引っかかれたりします。筆者は、診察する前に猫の瞳孔の大きさを見てから、触れています。猫は言葉では話さないけれど「私、怒っているから」と目で訴えることが多くありますから。

2、耳が立っているか?

恐怖心が強くなると、猫の耳は折れます。餃子のように平たくなるのです。

このシチュエーションでは、ドミノが倒れる音などしますが、「ぶるる」くんも、「べるる」くんも、ゆっくり歩き耳もほぼ立った状態なので、気心が知れたスタッフが撮影しているのでしょう。

3、オッポが立っているのか?

怖いことがあると、猫は体を小さくしようとして、オッポをお腹の中に入れてきます。

「ぶるる」くんも「べるる」くんもオッポをなびかせながら、優雅に歩いていますね。本当に、楽しんで動画に参加しているようですね。

ねこと呼び鈴

「ぶるる」くん「べるる」くんが「ご飯くださいね」という呼び鈴を鳴らす動画は、楽しくて本当にずっと見ていられますね。

「ぶるる」くんと「べるる」くんが、前足で器用に「チンチーン」と呼び鈴を鳴らしていますね。

この動作をどのように教えたのでしょうか。

パブロフの猫

「パブロフの犬」という言葉をご存じでしょうか。

パブロフの条件付け(古典的条件付けとも言う)ともいわれています。1890年代、ロシアの心理学者イワン・パブロフはエサに反応した犬の唾液分泌について研究していました。そのとき、偶然にもエサを持ってくるアシスタントの鍵のジャラジャラする音、足音などを聞いた途端に、犬のよだれの分泌が多くなることを発見したのです。つまり唾液は、食べ物を見たり、食べたりするだけではなく、食べるときに、いつも同じ条件にしておけば、反応することを見つけ出したのです。

つまり、「ぶるる」くんと「べるる」くんは、呼び鈴を鳴らすとエサをもらえることを学習したので、このように楽しんでやっているのでしょうね。

ここのスタッフのみなさんは、「パブロフの犬」をご存じで、科学的な見地をもとに、このような見応えのある動画を作っています。

まとめ

「Cat Navi Desk」では「ぶるる」くんと「べるる」くんがピアノや将棋崩しなどに挑戦する動画も公開されています。心が温かくなる作品ばかりですね。撮影の度に、美味しいものをもらっているみたいで、すこしぽっちゃり気味なので、肥満には気をつけてほしいニャー!

動画提供:Cat Navi Desk