「最強のカップ麺」と絶賛されるニュータッチ「凄麺」シリーズの新作が激シブで激ウマ!
ラーメンマニアが“最強のカップ麺”と口を揃えて評価するニュータッチ「凄麺」シリーズ。
2001年にヤマダイ株式会社から発売が開始された独自製法のノンフライ麺ブランドだ。まるでお店のラーメンのような本格的な味を追求したカップ麺シリーズで、発売から20年を突破しても評価が上がり続けるまさに横綱的な存在である。
ご当地ラーメンシリーズは22都道府県26商品が発売されており、そのクオリティの高さには目を瞠るものがある。
「札幌味噌ラーメン」「博多豚骨ラーメン」などメジャーなご当地ラーメンだけでなく、かなりローカルなプチご当地ラーメンまで律儀にカバーする。現地のラーメン店を食べ歩き、リスペクトを放ちながらその味を再現する姿勢はラーメン愛で溢れている。その再現度も涙モノで、「凄麺」を食べてから現地に食べに行きたいと思うファンも多いだろう。
そんな「凄麺」シリーズから新作が発売された。今回もラーメンマニア必見の激シブなラインナップだ。早速レポートしてみたい。
兵庫播州ラーメン
播州ラーメン。兵庫県の内陸部・西脇市周辺エリアに広がるご当地ラーメンだ。
西脇市は東経135度線(日本の標準時子午線)と北緯35度線が交差しており、日本列島の中心点に位置することから「日本のへそ」としても知られる。横尾忠則さんやウルフルズのトータス松本さんの出身地としても有名だ。
「播州ラーメン」の特徴はなんと言っても甘めに仕上げた醤油スープ。かつては繊維産業の町だった西脇市には、全国から集団就職で集まった女性が繊維工場で働いていて、女性の口に合わせた甘めのスープで提供していたという説がある。
今回の「凄麺」の「兵庫播州ラーメン」は地元の西脇多可料飲組合播州ラーメン部会の監修。
現地の名店「西脇大橋ラーメン」にかなりリスペクトを感じる仕上がりになっている。
ほんのり甘めの醤油スープだが、甘すぎることもなく、老若男女に愛されそうな非常にバランスの取れた一杯だ。
カップ麺特有の調味料感が少なく、じんわりと旨味を感じるところはさすが「凄麺」。特製の中細麺がスープをよく持ち上げ、啜り心地も最高だ。
はっきり言ってかなりシブいチョイスだが、食べれば納得。ぜひお試しいただきたいと思う。
ついでにもう一つ、こちらはご当地シリーズではなく「ご当店」シリーズの新作だ。
吉山商店焙煎ごまみそらーめん
北海道・札幌の人気店「吉山商店」とのコラボ商品だ。
後入れの味噌スープを注ぐと、香ばしい焙煎ごまの香りが立ち上る。
非常にまろやかな味噌スープに太麺がしっかりと絡み、ごまの芳醇な甘さが際立って鼻を抜ける。
このごまの際立たせ方が王道の札幌味噌ラーメンとの違いを生み出し、この一杯でしか食べられない美味しさになって伝わる。
寒くなってくるこれからの季節にぴったりな一杯だ。
ご当地愛溢れる「凄麺」がまたまた誕生。ぜひお試しあれ。
※写真はすべて筆者による撮影